- 春先は接ぎ木の季節!
- マンゴーとアボカドの接ぎ木のやり方を解説!
- 割り接ぎの様子の写真をふんだんに使用しました!
稀少マンゴーと国産アボカドを作っているよ!
こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
さて,接ぎ木を行いました!
真夏の接ぎ木は,穂木に栄養があまり貯蔵されていないので,接ぎ木をした時の活着が難しいようです!
なので,冬を越して,栄養貯蔵されている春先のこの時期が良いです.
アボカドとかは,もう少し早くても良いかも!春先!
あっ!接ぎ木をざっくりと説明すると,「ある木(台木)に,他の木の枝(穂木)をくっつけてしまう技法」で,その穂木からは,穂木の品種のフルーツが実ります.もちろん台木は他の品種です.
大事なことは,台木と穂木の形成層(養水分を運ぶ層)を上手く合わせることです.
バタコさんが投げる「アンパンマンの新しい顔」のような不思議なことがフルーツ・植物界では当たり前になされます!
どうも!ジャムおじさんの僕です!!
ということで,本日は,マンゴーとアボカドの苗の接ぎ木を合計20本程度行いました!
ので,せっかくなので写真を共有していこうと思います!
ちなみに,ちょっと珍しい品種のマンゴーやアボカドを作っているので,興味がある方はこちらの記事が参考になります!
(参考:果実の王様「マンゴー」について!実は600種類以上の種類があるよ!!)
(参考:アボカドの系統や品種について徹底的に解説します!)
接ぎ木って楽しいね!接ぎ木を簡単に知りたい人はこちらの動画をご覧ください!
では,早速,マンゴーとアボカドの接ぎ木の思い出の様子を掲載していきます!
個人的には,アボカドの接ぎ木がより上手にできました!
まだまだ初心者なんですけどね!
マンゴー
マンゴーなどは,果実を収穫後,切り返し剪定をした枝で,接ぎ木をすると良いと言われていますが,今回は3月に行いました.
ところで接ぎ木の何が嬉しいかというと,「タネや苗が獲得しにくい特定の品種を増やすことができる」のです.
もちろん,穂木で使用するための枝は必要なので,お友達から枝だけもらう!みたいなことが農家間ではよくされます.しかも果実をつけるまでの日数が早かったりします!収穫の早送りができるのですね.(うまくいけば)
さて,今回接ぎ木行った様子をシェアしていきます!
こちらのマンゴーの幼木を枝分かれしているところから切ります!
穂木は「玉文」というちょっと珍しいマンゴーです!
美味しいよ!市場に出回ってるマンゴーのほとんどがアーウィンという品種だよ!
全て割り接ぎという方法で接ぎました!
あとは,メデールテープで抑えたら大丈夫です.
乾燥予防や,形成層の結合圧着に役に立ちます!
メデールテープは,ひとつ買えばおそらく一生持ちます!笑
この日は,8本の接ぎ木を行いました!
マンゴーの穂木は,枝の節の付近(芽が出てくるもの)を使用すると良いです!
贅沢を言うのであれば,二節ほどの長さをとってする方が成功する可能性が高いと言われます.
今回は,一つの節のみの穂木で試してみました.
他にも,寄せ接ぎや割り接ぎ,合わせ接ぎという接ぎ木の方法もありますので,次回に挑戦してみます!
3月26日に接ぎ木苗から新芽が出ている様子が確認されました!
この記事のポイント 2週間で,接ぎ木した枝から芽が出てきた! 切り接ぎと腹接ぎという方法をシェア! こんにちは …
是非,こちらも併せてご覧ください.
午後はアボカドの接ぎ木を行いました!
アボカドの接ぎ木
台木では「ハス」という品種を使っています.
ハスは耐寒性が低いので,マイナス2度くらいになったら生きていけないので,本土の方は,他の品種のタネでやることをオススメしておきます!
沖縄は暖かくて嬉しいね!
こちらは,ピンカートンという品種を接ぎました!
詳しく知らない!!という方は,アボカドの品種をざっとまとめた記事を読んでね!
(参考:アボカドの系統や品種について徹底的に解説します!)
こちらは,カビラという品種です!
上からやっぱりメデールテープをまき,おいら達はこの上からさらに,ポリ袋(小)と封筒をかけて,湿気防止,乾燥防止,直射日光の遮光を行なっています.
接ぎ木をする理由はこちらからご覧いただけます!