「ブラックピタンガ」食べてみた!ピタンガとは!?
この記事の内容
  • ブラジル原産の果樹で綺麗な見た目!
  • 別名「カボチャアデク」や「タチバナアデク」と呼ばれる.
  • 利用用途が多く,

けんゆー

ハイサーイ!


けんゆー

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こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.

ピタンガという果物を知ってますか?

ブラジル原産の果樹で,別名をタチバナアデクとか,カボチャアデクと言います.
フトモモ科の果樹で,学名は「Eugenia michelii」です.
英語では,Pitanga,Brazil cherry,Surinam cherryなどと呼ばれており,親しまれております.

よく見るのは,赤色の果実ですが,中には品種もので他のタイプの色を呈するものが混ざっており,黒いピタンガなども存在します.
また,この黒いピタンガは,赤いピタンガにある独特なヤニ臭みたいなものが存在せず,美味しいという評判あります.

今回,サロンメンバさんのお一人でもある「こーりゅさん」が,ブラックピタンガを試食用で食べさせてくれました.
ありがたいことに,撮影もさせていただき,その様子もシェアしていきたいと思います.

けんゆー

こーりゅさん,この度は本当にありがとうございます!

ブラックピタンガ実食!

味の感想は,ヤニ臭がなくトマトのような食感でとても美味しかったです.
これだと,赤色のピタンガが苦手な方も食べやすいと思います.

さらに驚きだったのは,動画の中で,この黒いピタンガの実生苗があって,既に結実してました.
ただし,色は黒ではなく赤でした.
おそらく先祖返りをしてしまい,元々の形質が出てきているのだと思われます.

けんゆー

実生繁殖だと,このようなことが起きます!


ただ,この赤いピタンガも酸味が効いててとても美味しかったです.
これまで食べたピタンガに比べて最高の質でした.
ピタンガは痛みも早いことで有名なので,ジャムなどに加工される方も多いですが,やっぱり採れたてのフレッシュなままの果実は最高ですね.

動画を見てくれた方々のコメント

皆さん,コメントもしてくれてありがとうございます.
いつも動画制作の励みになっております.
たっちゃんさん,こーりゅーさん,元さんは,サロンメンバーでもあり,いつも僕らの熱帯果樹生産を支えてくださっており,大変嬉しいです.
ありがとうございます.

ピタンガについて!!

軽くピタンガについてまとめておきます.
参考にした書籍は「図説 熱帯の果樹」です.

基本的なこと

  • ピタンガは,ブラジルを中心にスリナム,ボリビア,アルゼンチンなどに広がる.
  • インドへは,ポルトガル人によって16世紀あたりにブラジルから運ばれた.
  • ピタンガは高さ4~5m,時に8mにも達する常緑低木.
  • 細枝多数,密に発生して開張.
  • 葉は対生.先端は鈍くとがり,基部は丸い.
  • 一見さくらんぼやトマトに似ている.
  • 酸味と甘味を伴い,かすかに樹脂臭がある.
  • 中に一個,比較的大きな種子が入ってる.

品種について.

図説 熱帯の果樹」によると,ピタンガは,実生による変異系が各地に見られるということです.
ざっくりとまとめます.

  • 南フロリダには2~3系統ある.
  • Black fruitedと呼ばれるものがあり,味質も異なる.
  • マレーでも多くの品種が認められており,果実の大きさ,果形,果色も異なるものがある.
  • インドには,直径5cmに及ぶ大果系がある.

栽培について

栽培についてもまとめておきます.

  • あまり土壌を選ばない.
  • 熱帯および亜熱帯で湿った気候が良い.
  • 繁殖は実生による.
  • 種子は単胚性であるが,実生による変異は比較的小さい.
  • フロリダや西インド諸島では,早春に収穫ができ,初夏に2回目が収穫できる.
  • ブラジルでは,10月に結実し,12~1月に2回目の果実が収穫される.
  • 乾燥シーズンがない場所では,周年開花するような状態になる.

利用

利用についても紹介します.
ピタンガは,鉄分およびカルシウムが豊富に含まれるため,利用価値が高いです.
以下のような方法で食べられたり,利用されたりします.

  • 酢の漬物.
  • 甘味加工品の原料.
  • ゼリー.
  • シャーベット.
  • シロップ.
  • ワイン.
  • 未熟果で作るピクルやチャトニイ.
  • 若い葉で作るお茶.

最後まで読んでいただきありがとうございます.
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