見た目がとても綺麗な「トックリヤシ」について!実は風にも強くて耐塩性あり!
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けんゆー

こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.


けんゆー

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今回はとても面白い形のヤシ「トックリヤシ」について取り上げていきたいと思う.
幹の下側がボコッと膨らみ,ずんぐりしたトックリのような形になるヤシだ.
形が綺麗なので,観賞用としてとても人気がある.

多少大きくなると,ずんぐり度合いが歪になるが,徳利状のものはすぐに他のヤシと見分けがつく.
写真は,糸満の海のふるさと公園のトックリヤシだ.2024年2月28日筆者撮影.

動画で解説を見たい方は,ぜひこちらをどうぞ.

トックリヤシについて

<トックリヤシの基本的特性>
名前トックリヤシ(Bottle palm),徳利椰子
学名Hyophorbe langenicaulis (Bailey) Moore
学名ヤシ科トックリヤシ属
染色体数不明
原産地マダガスカル沖マスカリン諸島原産
日本への導入不明
生育適温20~30℃
耐寒性弱い,5℃程度
耐塩性強い,風にも強い
排水性良いところに植え付ける
pH6.5 ~ 7.2 石灰岩質母材を好む
雌雄同株,黄白色の花がつく.
受粉虫媒
開花習性2~6月
利用観賞用.
増やし方実生
備考近縁種:トックリヤシモドキ
おまけ成長速度がとても遅い
けんゆー

トックリヤシを知らない方は,ぜひこの機会に!

種小名の langenicaulis は,トックリ状の幹という意味がある.

原産地のマスカリン諸島は,マダガスカルの東方沖にある諸島である.
レユニオン島やモーリシャス島,ロドリゲス島などにより構成される.
モーリシャス島の22.5km北にあるロンド島は,無人島であり,現在は,ロンド島にしか生息していない生き物を守ため,自然保護区域となっており,島内の立ち入りが禁止されている場所である.トックリヤシはもともと,このロンド島の固有種として認められている.

 

トックリヤシの形態

トックリ状の形は,1.5mの高さまでである.
その後は,円柱のような形として幹が上に伸びる.
幹は高さ15m程度まで伸びることが知られている.

小葉はV字に上向きに揃う.中肋に対して,40~60枚の小葉を持つとされている.樹上の大きい葉は大体4~6枚程度だと言われている.若い状態の葉は,赤もしくはオレンジ色の色合いを持っている.

 

花について

花は,白〜黄色で4mmほどの小さい花が咲く.雌雄同株で単性花である.上の写真の花は雄花で,雄しべが6本ある.雌花は,円錐状で,柱頭が3つに裂けている.

果実について

果実はやや楕円形で,2.5cm程度の小粒である.緑っぽい果実を付けている.