【アボカド栽培16】アボカドの袋がけ作業!袋がけのメリットや方法などもご紹介!
この記事のポイント
  • 梅雨明けにアボカドの袋がけを行う!
  • 虫からの防除,雨よけや太陽からの保護!
  • 袋がけは離層の上側の部分から!

けんゆー

ハイサーイ!


こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.

前回は,ミナミトゲヘリカメムシの被害に関しての記事を報告しました.


アボカドの果実が徐々に大きくなってきており,虫による食害も目立ってきていますね.

けんゆー

滝のような汗だよ...


さて沖縄は梅雨も終わり,かなり大きくなったアボカドの袋がけをしていきたいと思います!
今回は,袋がけの様子だけではなく,袋をかける方法メリットについてもちょろっと触れていきたいと思います.

アボカドと袋がけの様子

アボカドの大きさもかなり大きくなってきました.
肥大化が進み,枝が垂れ下がってきています.

300個の袋がけを行いました.
こうやってみると,驚異的な量のアボカドが成っていることがわかりますね.

袋がけの利点は以下です.

  • 虫の防除.
  • 雨よけ.
  • 太陽からの過度な紫外線を防止.

です.
虫に関しては,前回のミナミトゲヘリカメムシだったり,あとで触れますがタイワンキドクガなどの被害が多いです.
他にも,シロコブゾウムシアザミウマの被害も少々出ています.
無農薬栽培を行なっているので,多くの昆虫が来ますが,食害を防ぐためにも袋は有効です.

また,激しい雨太陽からの日焼けを守る効果もあります.

近くでみるとこのような感じです.
この木だけで,100個近く袋を使いました.

けんゆー

猛暑の中,袋がけをするのは大変ですね...

ちなみに,袋はマンゴーのアーウィンという品種に使うちょっと小さめのサイズの袋をかけました.

服がけの方法

袋がけは離層の上の部分から袋をかぶせます.
離層というのは,上の画像のように,茎に凹みがあるので分かりやすいです.

アボカドが生理落果する際には,この離層から落ちることが多いのです.
そのため,離層の下側に袋をかけると,袋ごと地面に叩きつけられます.

離層とは!?役割など!!
  • 果物の成熟に伴い,茎と果物を脱離させる部分.
  • 柔細胞からなるので,強度が小さい.
  • 葉っぱの方にも存在する(葉柄の基部にできる).

邪魔なものは落とす!

悲しいですが,袋がけの際に,摘果したフルーツがあります.
一部鈴なりになって,大きくなるに従いお互いがお互いを干渉してぶつかるので,摘みました.

アボカドが勝手に果実を落としてくれるとは思いますが,明らかに邪魔をしているフルーツは取ってしまいました.

けんゆー

このくらいの大きさになったら食べられるかな,,,ちょっと追熟させて味をしてみようと思うよ!

タイワンキドクガに注意!

いくつか傷がある果物を見つけました.
その傷があるフルーツをよくみると,タイワンキドクガの幼虫がいました.
かなり小さいですが,十分に果皮にダメージを与えていますね.

素手で触ると,痛み痒みが襲ってくるので,手袋をつけてはらい落としました.

ちなみにこのタイワンキドクガ,沖縄県であれば果樹野菜を問わず,どこにでもいます.
僕らもマンゴースターフルーツなど,多くのフルーツがこのタイワンキドクガの被害にあっています.

けんゆー

あと,コシロモンドクガとかも,,,

では,本日はこの辺で!
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