- アオバハゴロモの幼虫は白いので,よくカビと間違えられる.
- 風通しを悪くしない!枝や葉っぱを混み合わせない!
- 定期的に草刈りや剪定,誘引をしてあげる!
無農薬栽培には事件は付き物だよ!!
こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
無農薬かつ露地栽培でアボカドを育てているのですが,多くの虫たちが飛来してきます!
前回は,ミナミトゲヘリカメムシの被害に関して報告をしました.
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吸い付かれると,果実にくぼみができて,最悪,落果してしまうのでしたね!
さて,今回もまた虫についてです!
アボカドの果実の表面に,部分的な白い粉のようなものが付着しているので,報告しておきます.
アオバハゴロモの仕業か!?
まずは,被害の様子をご覧ください.
この様な感じで,白い粉の様なものが局所的にブワッと出ています.
カビの様ですが,カビではないですね.
布でふき取ると綺麗にふき取ることができますが,結構広大な範囲でアボカドの果実についています.
このアボカドはフェルテという品種だよ!
原因はアオバハゴロモか!?
この白い粉の様な物体の原因はおそらく「アオバハゴロモの幼虫」であると考えています.
カメムシの仲間ですね.
幼虫が分泌する白い綿状の物質ですね.
自身の身を守るために,分泌させていると言われています.
成虫は幅の広い三角形の翅を持っています.
畑でよく見かけますが,写真を撮るのを忘れました.
撮っていたと勘違いしていたよ!また撮ってくるね!!
「鹿児島県で発生が確認されたアボカドの害虫」においても,この様な白くなる被害が報告されています.
- 風通しの悪いところを好む.
- 枝や葉裏,果梗に寄生する.
- 果汁や樹液を吸う.
- アボカドだけでなく,柑橘類やイチジク,クワ,ナシなどにも寄り付く.
- 5月ごろ出現して,7月ごろに成虫になる.
(活動時期の範囲は4-10月まで) - 本州以南,沖縄まで分布している.
防除の方法
無農薬栽培をされている方であれば,以下のことを優先的にやりましょう.
- 枝の剪定や誘引によって,風通しと日当たりをよくする.
- 周辺の草を刈る.
- 定期的な散水.
- 布などでふき取るように捕まえて捕殺.
枝や葉っぱが混み合っている部分は,アオバハゴロモなどの虫の温床になるので,剪定してあげましょう.
また,おいらが調べた感じで,農林水産省の登録農薬だと「アースガーデンT」などがお手頃で使いやすく,よく効くらしいです.
繰り返し何度も言いますが,おいらたちは化学農薬を一切使っていません!
おいらたちは,定期的にコーヒーの散布を行なっています.
アボカドにはまだ大きい被害が出ていないので行なっていないですが,お野菜などには使っています.
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では読んでいただきありがとうございます.
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アボカドの果実や枝に白い粉のようなものを見かけたという方の参考になるかもしれません.