- ビワの樹や育て方について解説.
- 白く芳香の良い花が咲く.
- 育てるのが簡単なので観葉植物としてもOK!
こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
元旦に親戚(ゆきたかさん)の家に行きましたら,なんとビワの苗を2本いただきました.
ありがとうございますー!!
安里ファームのゆきたかさん(安里ファーム)も熱帯果樹の栽培をしていています.
ビワだけではなく,釈迦頭(しゃかとう)やカニステルなどを種から発芽させてていて,本日はなんとビワをいただいたのですね.
そこでこの記事では,そんなビワの原産や,栄養素,樹の特徴などについて詳しく記載していきます!
畑に植えていきたいと思うよ
2022年12月19日にビワのプロ栽培者にいろいろと教えてもらった!
とてもビッグニュースですが,プロのびわ指導者にビワの育て方をいろいろと教えていただきました.
その様子は以下の記事にありますので,ぜひご覧ください.
(【プロが教える】ビワの育て方徹底解説!ビワの生理や特徴,剪定や仕立て方,摘花〜摘蕾,摘房,病害虫管理など.)
ビワとはどんなフルーツ!?
ビワは,バラ科ビワ属の分類です.
日本でもよく食されるフルーツで,生で食べられるほか,ジュースや缶詰などに加工されているのをよく目にします.
未熟な状態の果実は,野菜として利用でき,さらには漢方薬としても利用されることがあります.
かつての日本では,ビワは薬代わりに栽培されることが多かったといいます.
原産はどこ!?
原産は中国南西部の江南地方,日本の南西側が原産のようです.
日本では,四国や九州に自生しているので,非常に身近なフルーツなのではないでしょうか.
しかし,かつての日本に自生しているビワは,かなり小さなタイプのものでした.
現在,我々が普段食べている大きなビワは,中国から流れてきたものだと言われています.
この時が大体,江戸時代と言われていて,1830年代くらいです.
現在は,日本・中国.インドだけでなく,地中海沿岸部でも栽培が盛んに行われているらしいよ!
ビワの栄養価はけっこう高い!!
かつて薬として扱われていたビワだけあって,そこそこ栄養素が高いと感じます.
特に,免疫力を高めてくれるβ-カロテンが豊富に含まれています.
100g当たりの栄養素を一緒に確認していきましょう!
栄養素 | 含有量 | 効能 |
---|---|---|
カロリー | 40kcal | かなり低め |
β-カロテン当量 | 810μg | 免疫力の向上 |
ナイアシン(B3) | 0.2mg | 神経系,健康維持 |
カリウム | 160mg | 疲労回復,利尿作用 |
カルシウム | 13mg | 骨や歯の形成 |
リン | 9mg | 骨や歯の形成 |
マグネシウム | 14mg | 骨や歯の形成 |
ビタミンC | 5mg | 免疫力,老化防止 |
ビタミンB1 | 0.02mg | エネルギ生成,疲労回復 |
ビタミンB2 | 0.03mg | 皮膚や粘膜の機能維持 |
ビタミンE | 0.2mg | 抗酸化作用,生体膜の機能維持 |
葉酸 | 9μg | 貧血改善 |
パントテン酸(B5) | 0.22mg | 動脈硬化予防,ストレス緩和 |
驚くべきことに,ビワは,β-カロテンの含有量が非常に多い果物です.
β-カロテンは,必要に応じてビタミンAに変わり,風邪などから体を守るための免疫力の向上や,粘膜の健康状態を保つために欠かせないものになります.
深掘りしていくよー!
免疫や身体作りに関して
免疫力向上による風邪予防だけではなく,身体の健康状態にも寄与することがわかっています.
β-カロテンは,抗酸化作用をもち,脂質の酸化を防ぎます.
これによって,悪玉(LDL)コレステロールを減らし,動脈硬化症や心筋梗塞のリスクを軽減させる効果があります.
さらに抗がん作用も兼ね備えている優れたフルーツなのです!
(β-クリプトキサンチンの効果!)
すごいね!風邪も引かなくなるし,生活習慣病や致命的な病を未然に防ぐ効果があるんだ!
粘膜の健康維持
粘膜の健康状態に関しては,目をはじめ,口やのど,鼻,内臓系の胃腸や肺などあらゆる粘膜に対して機能します!
しかも,β-カロテンは,必要に応じてビタミンAに変わるので,食べ過ぎによる過剰摂取の心配があまりないのだよ!
βカロテンに違和感を覚えた人もいたのではないでしょうか.
実は,「カロチン」という言葉は現在「カロテン」という言葉に置き換わっています.
「五訂日本食品標準成分表」でも,カロテンという名称に変更されています.
育てている実際の樹を紹介!
ビワの樹や花,葉っぱについて写真付きで紹介していきます.
このビワの樹は,おいらの祖父の家で栽培している樹です.
実は,糸満市の祖父の家の庭にはビワが植えられているよ!2020年1月1日元旦の木の様子だよ!
2mくらいのビワの木が庭に植えられています.
沖縄で1月はポツポツと花が咲いてきていますね!
ビワは,大体11月〜12月くらいから白い5つの弁を持った花が咲き始めます.
この白い花,かなり香りが良いのです!!
かなり香りのよい石鹸みたいな匂いがしたよ!!!
この白い花が,冬の寒さに負けて落ちなければ,6月ごろに果実をつけます.
ビワの葉っぱはかなり力強く一枚がかなり大きな葉っぱです.
葉っぱは,互生(ごせい)しており,少し長い楕円形をしています.
10cm ~ 20cm程度の大きさがありました.
互生というのは,葉っぱが茎の節に一枚ずつ方向を変えてつくことだよ!ヒマワリなども互生だね!
表面がかなり凸凹しており,さらに縁には鋸歯(きょし)があります.
鋸歯というのは,ノコギリのようなギザギザした形状のことを言うよ!
蕾は枝の先端に多数付きます.
付き方がかなり可愛いですよね.
蕾を支える腕の長さが異なるのは,花がたくさん咲くので,ぶつからない工夫でしょうか.
面白い形をしています.
栽培のポイントについて!
ビワの栽培に関するポイントについて以下にまとめます.
- 通年平均温度を15℃を下回らない場所で栽培する.
- 排水性,保水性が良い土壌を選ぶ.
- 生長が早いので,定植の感覚を広く取る.
- 生長が早いので,剪定で小さく管理する.
- 繁殖は実生か接ぎ木,挿し木を行う.
- 自家結実性のため,混植の必要はない.
上のビワ栽培のポイントに関しては,「熱帯くだもの図鑑」を参考にしました.
本書には,面白いトピックが載っていたので,引用紹介させていただきます.
ビワの栽培品種は,全て優良品種の接ぎ木を行なっている.台木は2年生実生を用い,8月〜9月上旬に行うと良い.
「熱帯くだもの図鑑」引用,p80.
本書は,多くの熱帯フルーツが紹介されているので,是非一冊手元に持っていた方が良いと思われる本です!
おいらも非常に助かっているよ!毎日読んで勉強させてもらっています!笑
種をまくとかなり簡単に発芽するようなので,観葉植物として楽しむこともできるようです!
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