【#98】水やりの極意!毎日水をあげるのは正しいのか?植物を枯らすのは栽培者さんかも!?【野菜は小さい方を選びなさい05】
この記事のポイント
  • 毎日水をあげると,正しい成長をしなくなったり病気になったりする.
  • 水やりの頻度は週2~3日程度,株に近い位置は控える!
  • 植物は雨が降るタイミングを知っている!

けんゆー

ハイサーイ!


こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.

前回は「雑草を覚えるメリット!」をお話しさせていただきました.

今回は「水やりについて!」お話ししていきたいと思います.
毎日水やりをしている方も多いと思いますし,逆にどのくらいの頻度で,そしてどのくらいの量を与えてあげれば良いのか?疑問に思っている方も居られると思います.
もしくは,どこに水をかけたら良いのか?株元か,ちょっと離した良いのか?そのような疑問を持っている方も少なくないと思います.

ぜひ,そういう方,今回のラジオは,おそらくこういった疑問が,解決すると思います.
植物の育ち方や,植物の構造を今一度理解することによって,水やりの疑問がかなり腑に落ちると思います.

今回のこの記事は岡本よりたかさんの「野菜は小さい方を選びなさい」という書籍の主に第6章から参考にさせていただいております.
家庭菜園をされている方のご参考になれば,幸いです.

水やり!?

今回は結論から言います.
まず,毎日の水やりが正しいのかどうか,これについてですが,毎日の水やり正しくないです.
プランターでも,畑に植えている人でも,これは共通しております.
これがなぜ正しくないかというと,理由が二つあります.

  • 植物の根の張り(成長)が不自然になる.
  • 病気になりやすくなる.

根の張りが不自然になる.

実は,意外かもしれないのですが,植物の根は乾く瞬間が必要です.
土が乾いたときに,土の中の水源を探し,根を張りめぐらせていきます.
これが健全な根の成長です.

良かれと思って,高頻度に水を上げて常に湿った状態にしていると,根が張らなくなります.
また,人が水をあげる場合は,上から水がくるので,根っこが下側の深いところまで張らなくなるのですね.
土の中には,地下水と言って,深くなればなるほど,湿ってきます.
土の表面は,風や太陽の光が刺すので,乾いていることがありますが,地下は湿っていたりします.
地中深くには,地下水が流れていて,これが実はこれが上方向に上がってきているのですね.

例えば,ティッシュペーパなどを指でつまんで,下から水につけると,水の位置がどんどん上がってくると思います.
これを毛細管現象と言いますが,土の中でもこのようなことが起こっております.
本体だと,野菜の根っこは,この土の中の水分を求めて,根が成長するはずであるのに,人工灌水を頻繁にやることによって,地下深くまで根が張らず,地表に根っこが集まって,水やりをちょっとやめると,枯れてしまうということがあります.

けんゆー

頻繁な水やりは,植物の生き抜く力を奪う行為なんだね!

病気になる!?

栽培者さんの毎日の水やりが,病気をうんでしまっているということもあります.
病気でもいろんな病気があります.
カビが原因のものとか,微生物によるものとか,細菌やバクテリアなど,こう言った非常に小さなスケールのものが原因で病気になります.

例えば,糸状菌などによるいわゆるカビ系の病気がありますね.
ウドンコ病などもそうです.これらはカビなんですけれども,カビは,乾燥にとても弱い微生物なんです.
頻繁な水やりによって,土の表面が乾かないという状態だと,その周辺の湿度は高いため,カビなどは居心地が良いため,増えやすいのですね.

また,株元(植物体に近いところ)に水やりをする人がおりますが,実はあれもよくないです.
湿度も高まりますし,土が跳ねて,細菌や微生物などから,病気が媒介するきっかけになります.
植物というのは,株元に水を求めていないのです.

本来の姿を想像してもらうと,理解しやすいのですが,多くの植物は葉っぱを広げます.
これは,太陽光を取り込むという目的と,株元に雨を落とさないという理由があります.
地下では根っこが広がっておりますが,植物というは,根っこで水分を吸収するときに,先端から吸収するため,株元に水分が来てほしくないのですね.
木下で雨宿りをした経験のある方は,わかると思いますが,植物は株元に水を落とさないようにしております.

どのくらいの頻度で水を上げたら良いのか?

とても気になるところだと思います.
自然栽培をされている方は,水はかけません.
なぜかというと,日本はとても雨に恵まれている国で,1年のうちに90日から170日の雨が降ります.
1週間のうちに,2日降るか降らないかです.
降ったとしても,ぱらっと降って終わりとか,そういったこともあります.

本来,植物はこれくらいで十分であると言われております.
考えてみたらそうですよね.
なので,プランターなどで栽培をされている方は,この辺を目安にすると良いです.
しかし,地下水がないので,気持ち多め,2日~3日に1度程度で十分であると言います.

けんゆー

植物の状態を見てあげてくださいね!

どのくらいの水の量が良いのか?

では,水を与えるとして,どのくらいの水の量が良いのか?
ということになりますが,これも常識の範囲内ですが,頻繁にではなく,かけるときには,しっかりめにということです.

人間がかける水の量なんて,雨に比べると微量です.
雨なんて,一日降る時もあるので,人間がかける量なんて,大したことはないです.
かけるときは,表面を濡らすだけではなく,ちょっと気持ちしっかりめに,30cm下くらいにかける感じで行くと良いです.
どこにかけるかですが,株元ではないです.
植物の周囲にかけるのですが,目安は,地上部で葉が展開している外側の部分にかけてあげてください.
地上部と,地下部のサイズは大体同じくらいなので,地上部のサイズを見て,根っこのサイズは大体検討がつくということですね.

雨が降るタイミング.

植物というのは,雨が降るタイミングを把握していると言われております.
雨が降る前は,湿度が上がるので,それを感知しております.

実は動物もこの湿度を感知して,雨が降る前は行動が変わります.
例えば,ツバメは低く飛びます.ハエや蚊が低く飛ぶからです.ハエや蚊などは雨に弱いので,湿度が上がると,すぐに隠れ場に逃げ込むために低く飛ぶのですね.
さらに,湿度が上がると,ヒキガエルが鳴くようになりますし,カタツムリも活動的になります.アリは卵を運びます.卵を非難させるのですね.このような生き物の行動を見た後は,大体雨が降ります.

植物も湿度を感じて,雨が降るのを知っているのですが,実はある準備をします.
湿度が高くなると,ちょっと脂っぽくなるのですね.
植物というのは,表面に微生物がおります.
この微生物のバランスによって,いろんな菌からの病気に抗っているわけです.
なので,雨によってこの微生物のバランスが流れ落ちないように,ちょっと脂っぽくなるのですね.

でこういった,準備が出てきていない状態で,頻繁に水やりをしてしまうと,病気になるリスクは増えます.
葉っぱなどに大量にそして頻繁に散水してしまうと,なぜか枯れてしまうということが起きます.

こう言った事実を知らないと,枯れたときに,水が足りなかったのではないか,などと考えてしまって,悪循環になってしまうのですよね.
ちょっと悲しいですよね.手をかければ手をかけるだけ,植物を苦しめてしまうということにもなりかねないということです.
気をつけていきましょうね.

ということで,本日は,植物の成長の仕方や構造などから,水やりの仕方というテーマでお話しさせていただきました.
されど水やりということで,水やりを見直すきっかけになればなと思います.