【アボカド品種紹介】カビラムラサキという大型の西インド諸島系の品種について!
この記事のポイント
  • タイから石垣島に来た品種「カビラ」.
  • 現在は石垣島川平に強く根付き,カビラという名前になっている.
  • 食味が良く大柄でみずみずしい品種.

けんゆー

今日はカビラ系の品種について徹底的にやっていくよ!


こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.

カビラムラサキ(川平3号)という早生のアボカドが収穫できました.
カビラ1号(グリーン)と2号(イエロー)もありますが,早生品種のカビラ3号からブログにします.

今年はかなり豊作で,台風5号を除き全く来なくて,一つの木から100個以上は収穫できました.
これでも40%以上の果実を摘果しております.


けんゆー

こちらの記事の木だね!

100個以上の果実の中で,800g近くのかなり大きな果実が収穫できました!

タネも球体からちょっと尖っていてそこそこ大きくて,発芽させがいがあります.

けんゆー

でかすぎてびびったよ!!


そこで,今回はカビラムラサキの品種の特徴についてシェアしていきたいと思います!

カビラムラサキについて

カビラムラサキの特徴をまとめます.

  • 西インド諸島系(もしくは西インド諸島系とグアテマラ系の交雑種とも).
  • 500g ~ 800g.
  • 食べごろになると果皮が紫色に!光沢あり.
  • 石垣島の川平湾付近で主に栽培されている.
  • 元々はタイから来た.
  • 食味はよく,繊維がなく,瑞々しい.
  • 油分は少なめ.
  • 豊産性の品種.
  • 価格は大体1000円〜.

今回,おいら達の圃場で取れた最大のサイズは,収穫時800g,1週間の追熟を経て30 ~ 40gくらい体重が軽くなって以下のような感じです.

けんゆー

760g程度になっていたよ!!


かなり大きいですよね.
スーパーで販売されているハス種は200~300gなので,約3倍の大きさを誇ります.
ハスの方が油分が強いですが,こちらのアボカドが瑞々しくて口当たりが良いです.
追熟時期などをしっかりと守れば,食味もよく食べ応えがあります.

おいらはそのまま食べますが,わさび醤油と食べたり,オリーブオイル+塩でも全然いけます.

けんゆー

食べ方は無限だよ!

豊産性でかなりの数が採れた!

かなりの数のアボカドが収穫できました.
もう少しだけ木の上にあります.
前回販売して,ご購入していただいた方にお送りするようです.

けんゆー

今は売り切れてしまいましたが,また余裕があれば追加で出します!



けんゆー

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果皮がムラサキ色に変色する!

カビラムラサキという品種は,名前の通り,果皮が紫色に変色していきます.
紫色になると,果皮も若干柔らかくなります.
その時が食べごろです.
この特性はハスと同じですね!食べごろの判断が容易にできるのが嬉しいです.

けんゆー

実は食べごろになると黒くなる品種はかなり少ないのだよ!

仲野農園さんがタイから持ってきたと言われる

米本先生が執筆された神書「アボカド」によると,石垣島で仲野農園を経営される仲野幸雄さんという方が,約40年も前にタイから導入されたとの記載があります.
タイのカセサート大学から導入したようです.
本書には確定した品種は不明との記載がありますが,おいらもこのカビラ系の品種であると考えます.

一度お会いしてみたいものです.

けんゆー

アボカド」はめっちゃオススメだよ!

小さいカビラムラサキも!

中でも小さいサイズのカビラムラサキもありました.
こちらは,受精がきちんと成功しておらず,種が形成されていないとこのように小さくなります.
種が形成されないことにより,ジベレリンやオーキシンなどの植物成長ホルモンがうまく機能せず,子房も膨らまないのでしょう.

果実を割ってみると以下のような感じになっています.

やはり不受精でしたね!

カビラムラサキの木の様子!【動画で公開】

現場の様子をシェアしておきます.
出し惜しみなく,公開しておりますので,どうぞご覧ください.
完全無農薬,化学肥料も使っていません.
ぜひご覧ください!

ということで本日も読んでいただきありがとうございます.

けんゆー

またねー!