ミニトマトのソバージュ栽培によって収量が爆上がりするらしい!
この記事のポイント
  • ソバージュ栽培という最近注目されている栽培方法を解説!
  • 慣行栽培よりも収量が爆上がりする.
  • 糖度は若干下がるが,リコピンは同程度!

けんゆー

ハイサーイ!


こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.

みなさん,ソバージュ栽培ってご存知ですか!?
粗放的な栽培とも言われるのですが,極力手を加えずにミニトマトを育てることです.

基本的にミニトマトは,脇芽かきや誘引,芯止め,つるおろしなどが必要になってきますが,なんとソバージュ栽培ではこれらを放任し,自由気ままに育てるというのです.
ソバージュ栽培に適している品種とそうでない品種があるのですが,ロッソナポリンタンという品種はかなりソバージュ栽培に適しているようで,現在かなりの注目を浴びているようですね!

けんゆー

適切に放置をして育てようぜ!!

また,今回も面白い論文を見つけたので,そちらを紹介しつつ,ソバージュ栽培がどのくらい良いのか?ということについてシェアしていきたいと思います.

ソバージュ栽培はどのくらい良いの!?

参考にする学術論文はこちらです.
「露地夏秋どりミニトマトのソバージュ栽培における収量および品質(論文へ)」

インターネット上でオープンアクセスできるのでぜひ一度ご一読ください.
まとめると以下のような感じです.

  • 単位面積当たりの総収量が爆発的に増加する.
  • 株当たりの総収量も爆発的に増加する.
  • 可販果収量もソバージュ栽培の方が多い.
  • しかし糖度は1度程度下がる!
  • リコピンは若干上がるかどっこい!

一本仕立てにする栽培よりもかなり有効であることがわかりました.

脇芽をかかないのでかなり繁茂するとのことですが,それがまた良い!ということを考察しています.
ソバージュ栽培に適しているロッソナポリタンは,節間が長くて葉っぱが小さいのが特徴です.
そのため,ソバージュ栽培でも各葉っぱが太陽光を遮りにくいということがあります.

しかしながら,ソバージュ栽培は収量が多い分,一つあたりの果実の糖度は下がる傾向にあります.
ここはトレードオフですね.
ここ変を考慮に入れて,ぜひみなさんもソバージュ栽培を取り入れてみてください!

動画でも解説中!

上の動画では,論文の大事なエッセンスのみを紹介しております.
ミニトマトの栽培をされている方,ぜひ一度ご視聴ください!

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