科学的に証明されている「がん予防」に最も効果的な食材は!?
この記事のポイント
  • 癌の予防に最も効果的な食材を紹介!
  • その食材の効能も徹底的に紹介!
  • 発癌予防のメカニズムも学術資料を参考に取り上げる.

けんゆー

ハイサーイ!


こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.

本日は「がんを予防する食材で最も期待されているものは?」というテーマでお話しさせていただきます.
こういった内容の話をするときには,憶測でお話をしても,誰かの食生活を変えかねませんから,とにかく科学に基づいて,現在の根拠を信頼して,お話をしていきたいと思います.

実は...

早速,結論からお伝えしたいと思います.
がんを予防する食材で,最も期待されている食材はなんと「ニンニク」です.

僕はかなりニンニクが好きで,結構頻繁に食べているのですが,ちょっとこの研究結果には嬉しさを感じます.
ニンニクががんの予防に最も効果的な食材ではないのか,ということは,現在,ここ30年で言われて続けているのですね.

実は,1992年にアメリカの国立がん研究所( NCL)で「デザイナーフーズプログラム」というものが実施されました.これは何かというと,野菜や果物が,ガン予防にどのような効果を示すかというのを科学的に調べていこうという計画で,その結果,40種類程度の,多くの食材ががん予防に効果的であろうということが示唆されました.

その中で,最もガン予防が期待される食材としてあげられたのが「ニンニク」なんですよね.

上の画像は,「塾成ニンニク抽出液による大腸腫瘍の抑制効果に関する研究」という論文から引用してます.
デザイナーフーズピラミッドの頂点に当たるのが,ニンニク(Garlic)になっております.

匂いが強いので,翌日仕事がない日に食べる食材として「ウィークエンド・ベジタブル」なんて言われておりますけれども,実は,かなり効能も高いのですよね.

強い匂いの原因はアリシンというもので,刻んだり潰したりするとでます.このアリシンは,アリインという匂いになる前の無臭物質と,アリイナーゼという物質による酵素反応で,アリシンが作られます.
このアリシンが,匂いも強いですけれども,身体に良い影響を与えます.

先に注意ですけれども,食べすぎると毒です.

  • 貧血
  • 胃粘膜障害

が引き起こされることが分かっているため,特に生ニンニクの過剰な摂取はやめましょう.

ニンニクの効能

最も期待される効果は「滋養強壮」と「疲労回復」ですよね.
翌日仕事の日こそ,食べたいものだと思います.

アリシンには,強い抗菌効果があり,乳酸の分解を早めるのですね.
乳酸は,疲労感をもたらすものですけれども,この乳酸の分解を早めることによって,疲労回復,そして滋養強壮になります.

で,このアリシンは,ビタミンB1の働きを促す役割があります.
ビタミンB1は,豚や牛や鳥の肉や,レバーなどに多く含まれます.
ニンニクとの相性も良いですよね.

ビタミンB1は,別名「チアミン」と呼ばれておりますが,これはデンプンからエネルギを取り出すときに必要な物質なのですよね.
お米とか,小麦などに含まれるデンプンは,私たちの主食ですけれども,デンプンが消化されて,ブドウ糖に変わります.これが私たちの主なエネルギー源になるのですが,ビタミンB1はブドウ糖からエネルギーを作り出す際に必要不可欠なのですね.

このビタミンB1「チアミン」ですけれども,ニンニクの「アリシン」と結びついて,「アリチアミン」となります.
武田薬品さんの栄養ドリンクの「アリナミン」という商品も,この「アリチアミン」から来ていると言われております.

「滋養強壮」や「疲労回復」だけではなく,その他,薬理的作用として,感染症予防や,コレステロールの低下作用による循環器系疾患の予防,抗酸化作用による発癌予防などが科学的に示されております.

ニンニクの発癌予防

ニンニクの発癌予防に関してですが,広島大学大学院の「塾成ニンニク抽出液による大腸腫瘍の抑制効果に関する研究」が分かりやすかったので紹介しておきます.

ニンニクの発癌予防の学術的研究は,結構多くなされていて,色んなことが分かってきているようですね.ちょっと科学的な話になります.

  • ニンニクに含まれるスルフィド類や,システイン誘導体というイオウ化合物が,細胞内で過剰に発生した活性酸素を除去し,酸化的DNA損傷を軽減させる.
  • 日常的なニンニクの摂取は,大腸癌や胃癌,食道癌の発生リスクを低下させることが明らかになっているとのことで,多くの文献が紹介されておりました.

がんとは

現在がんは,,国内の死因第一位を占めていて,3人に1人はがんでお亡くなりになっている現状ですけれども,高齢者の国である日本だからそうなっていると片付けるのも,ちょっと悲しいですよね.

発癌性のある食材なども,例えばアルコール赤身肉なんて言われますけれども,無理に節制しろ!というわけではなく,適度に取りつつ,発癌を抑制すると言われるものも適度に取りつつ,幸せに生きていけたら良いのではないかなと思います.

最後に付け加えますけれども,科学というのは,実は結構曖昧な部分があって,因果関係を明らかにするのは,結構難しいのですよね.
現在は,ニンニクが良い!と言われてますけれども,おそらく30年後には,他の食材が良い!と言われているとも思います.
過剰に,ニンニクに頼らず,基本的な食生活,ライフスタイルをお送りください.

そして,野菜を栽培されている方が多いと思うので,ぜひ,ニンニクも作られてください!

けんゆー

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