
- パパイヤはオスとメスの株がある雌雄異株.
- たまに両性の株も存在する.
- 果実中の種は,下側にメスが入っている場合が多い.
ハイサーイ!
こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
本日はパパイヤの雌雄について取り上げたいと思います.
youtubeでも取り上げているので,動画で見たい方はこちらの方をどうぞ.
パパイヤについて

パパイヤの特徴をざっと記載します.
- パパイヤ科パパイヤ属.
- 中央アメリカ原産.
- 生育適温25~30℃.
- 最低気温は6℃.
- 青い状態で食べると野菜.
- 赤くなって食べるとフルーツ.
- 蛋白質分解酵素のパパインが豊富に含まれる.
- 雌雄異株,両性もあり.
- 単為結果性がある.
パパイヤの雌雄の話.

パパイヤは,雌株と雄株が存在する植物です.
ただ,株によっては,両性も存在します.

上の図は,米本仁巳さんの「熱帯果樹の栽培 完熟果を楽しむ28種」という書籍から引用させていただきました.
雄花と両性花と雌花ですね.

上の画像は,雌花ですね.

この木は両性の株なのですが,雄花がたくさん咲いてます.

こちらが雄花です.
雄しべがびっしり入っております.

よくよく目を凝らして確認すると,下側に果実がぶら下がっているのが確認できます.
両性の花も一緒に咲いているのですね.

基本的に果実は,受粉が完了すると子房壁や花托が肥大化して,果肉になります.
パパイヤも受粉すると,種子ができて子房壁が広がり,美味しい果実をつけます.
しかし,パパイヤは,受粉をしなくても子房壁が膨らむという性質があります.
こういった性質は「単為結果性」と呼ばれるのですが,柑橘やバナナなどではよく起こります.
しかし,単為結果したパパイヤは,基本的に球体チックの形になって,若干小柄です.
種が入ると,細長くなって,時には,5本程度の溝や凹みが生まれたりします.

上の図のような感じですね.
果実の中に入る種は下1/3がメス!

また,ちょっとした豆知識なのですが,果実を割ったときに,種がびっしり入っていると思いますが,雌株はよく下側の1/3程度の場所に多く入っていると言われます.
この人為的選別によって,雌株がよく作られているわけです.
パパイヤをよく栽培してる人に聞きました.

実生であると,オスやメス,両性などが出てきますが,ある程度雌株を作り出すことも可能なのですね.
もちろん,挿し木や接木,組織培養なんかで繁殖させることも可能です.
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