- 沖縄によく自生してるシマグワについて解説!
- オスの木とメスの木がある雌雄異株型!
- かつては養蚕目的で育てられていた歴史がある.
こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
土の上に成り立つ生態系というのは実に多様で,毎日いろんな出会いがありますね.
僕たちの畑は一切,薬を撒いていないというのが,この生態系のバランスを作り,毎日新しい出会いを支えているのだと思います.
時には,害虫や鳥などにやられたりもしますが,時には彼らから頂くこともあるのですね.
本日,ふらっと畑の隅に目をやると,なんとシマグワが生えていました.
シマグワとは?
子供の頃は桑の実とかいってましたが,別名をヤマグワとかクワギとも言いますね.
おばあちゃん達は方言で「クワァーギ」といってるね!
学名はMorus australis Poir. です.
シマグワの特徴をいかに記しておきます.
- オーストラリア原産.
- 結実期は4~11月.
- 沖縄や九州南部から南の地域で自生する.
- 落葉小高木で高さは5~6mにもなる.
- 雌雄異株(シユウイシュ).雌株の花序は円筒形で小さい(1.5~3mm).
- 雄株の花序は球形または楕円形で雌株よりも若干大きい(4~6mm).
- 果実は黒くなると甘みが出て食べられる.滋養強壮.
- 葉っぱは漢方,かつては養蚕(ようさん)用としても栽培されていた.
こちらの情報は,熱帯くだもの図鑑を参考にさせていただきました.
こちらの図鑑では,ヤマグワとシマグワを同種として扱っておられましたが,実際には若干異なるようですね.
葉っぱの厚さや形,鋸歯などによって見分けがつく人は付くようです.
おいらはまだ分からない..
ちなみに,子供の頃はよく学校から帰る時に摘んで食べていましたね.
完全におやつでしたね.また,これが美味しいのですよね.
友達と必死になって喧嘩して食べていたような思い出もあります笑
また,雄と雌の株が独立して存在する雌雄異株というタイプなので,雄の木は果実がなりません.
雌雄異株とは!?
雌雄異株とは,オスの個体とメスの個体が別々に存在する植物です.
他性の樹が近くにないと,受粉ができないので,結果しません.
イチョウやパパイヤ,キウイなどもそうです.
ホームセンターに行くと,たまにキウイは8本のメスに対して,1本のオスの木を買うように!などの記述があるよね!
両性花のように,一つの花の中に雄しべと雌しべが入っておりませんが,遠い遺伝子を獲得できるというメリットがあります.
生物多様性や生き残り戦略としては,もしかしたら有利なのかもしれませんね.
また,パパイヤなどは単為結果といって,受粉しなくても果実ができます.
つまり,メスの木だけでも良いのですね.
この辺の植物に関するトリビアは面白いものがありますね.
ということで,本日はここまで!
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