春に咲く「菜の花」は鑑賞だけではなく,食べることができるのです.
この記事のポイント
  • キャベツやブロッコリーなどと同様のアブラナ科!
  • 炒め物や天ぷら,お浸しなどで美味しく楽しめる!
  • カロテンやビタミンCがかなり豊富に含まれる!

けんゆー

ハイサーイ!


こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.

あたり一面いっぱいに咲く「菜の花」は春が来たことを知らせてくれますね.
見た目だけではなく,あの菜の花,実は食べられるのですよ!
厳密には,食べることに適した品種というものがあります.
今回はそんな「菜の花」について徹底的に解説していきます!

菜の花について

菜の花は,アブラナ科アブラナ属です.
アブラナ科は,4つの花びらが十字架のように咲くという特徴がありますね!
キャベツブロッコリーなんかもみんなアブラナ科です.

けんゆー

こちらのブロッコリーの記事はオススメです!



原産地は中央アジア地中海沿岸です.
国内では千葉県がトップで,続いて徳島県などの四国で多く生産されています.

菜の花は,観賞用,菜種油用,食用とあり,それぞれ品種が異なります.
店頭では「はるの輝」や「菜々みどり」などが出回っています.
昔ながらの在来種やブランド菜花や品種改良されたものなどさまざまな品種があります.

また,菜の花は「なばな」とも呼ばれています.

けんゆー

「菜の花」の「の」の部分をとったのだね!


春に黄色い花を咲かせる菜の花は,日本では昔から菜種油用に栽培されてきました.
現在は野菜として品種改良された和種西洋種が出回っています.
蕾と茎と葉と全部食べることができる栄養価の高い野菜として知られています.
春に食べる野菜として近年人気を集めています.
けんゆー

菜の花ブームも来るかな!?

食べ方や栄養素

菜の花は,加熱調理が基本で,炒め物天ぷらパスタの具にバリエーション豊富に取り入れることができます.

けんゆー

パスタの具はいいね!!


彩(いろどり)がいいので,ワンポイントにいろんな料理に添えてみましょう!

菜の花は傷みやすく時間が経つとしおれてくるので注意が必要です!
早めに使い切るか,余って困るときは冷凍保存することをお勧めします.
生でも茹でたものでも冷凍が効きます.

味に関しては,アクはありませんが,ほんのり苦味香りがあり,茎の部分は少し甘味があり歯応えがあります.
少しクセがあるので好き嫌いが分かれる野菜でもあります.
茎はしっかりしているので加熱調理には向いています.
菜の花の味をシンプルに味わうなら,お浸しをお勧めします!

けんゆー

ぜひ挑戦してみてねー!

栄養素

和種の菜の花の花蕾や茎,葉っぱを含む栄養成分を表記しています.

<菜の花の100g中に含まれる成分>
栄養素含有量効能
カロリー33kcal低い!
カルシウム160mg骨や歯の形成
リン86mg骨や歯の形成
マグネシウム29mgエネルギ代謝
2.9mg貧血改善
カリウム390mg高血圧予防
ナトリウム16mg体内の水分バランス
ビタミンC130mg免疫力,老化防止
ビタミンB1(チアミン)0.16mgエネルギ代謝
リボフラビン(B2)0.28mg脂質の代謝
ナイアシン(B3)1.3mg神経系,健康維持
パントテン酸(B5)0.73mg動脈硬化予防,ストレス緩和
ビタミンB60.26mg神経を正常に保つ
ビタミンE3.0mg抗酸化作用
ビタミンK250μg血液凝固,骨にカルシウムを届ける
カロテン2200μg皮膚や粘膜の健康維持!免疫向上
葉酸340μg赤血球の生成・貧血改善
食物繊維4.2g腸内環境を整える

一番栄養素が高い部分は花蕾部分です.
βカロテンビタミンBCEKなどのビタミン類,ミネラル系,食物繊維が含まれています.
多くのビタミンを豊富に含んでいますが,特に含有量としてはカロテンビタミンCが断トツです!
野菜でビタミン類を取り入れたいときには菜の花だけでもまかなえそうですね.
ビタミン類や食物繊維の美容効果の他,抗酸化作用があるβカロテンにより,ガン予防や生活習慣病にも効果が期待できます.

栽培方法

種からでも簡単に育てられるため初心者向きと言えます.
それほど手間をかけずにプランターでも地植えでも気軽に栽培できる野菜です.

発芽後の管理としては,水やり間引きがもっとも肝心なところです.
始めるなら地植えがオススメです.
地植えなら水やりも追肥もさほど必要はありません.

収穫は花が咲く前の草丈が20~30cmのタイミングでカットします.
カットした茎の部分からは,また新しい芽が出てきます.
新しい芽が大きくなれば収穫が増えてたくさん食べることができます.
花が開いてしまうと味が落ちるので収穫のタイミングには注意しましょう!

けんゆー

今回も読んでくれてありがとー!


この記事を読んでくれた方はこちらの記事もオススメです.

同じアブラナ科の赤キャベツをどうぞ!