【果樹栽培】取り木のやり方!実際にレンブに取り木をしてみた!
この記事のポイント
  • クローン繁殖方法の一つ!
  • 接ぎ木よりも簡単で誰でもできる!
  • 環状剥皮以外にも,傷が入ってカルスが発達するような状況であれば良い!

けんゆー

ハイサーイ!


こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.

レンブの木に環状剥皮をして取り木をやってみました.
取り木というのは,栄養繁殖で増やす方法で,他の挿し木や接ぎ木よりも比較的簡単に成功すると言われております.

けんゆー

実際にどのようにやったのか,見たい人は上の動画からどうぞ!

ということで,取り木とはどのようなものなのか?ということについて解説していきたいと思います.

取り木とは!?

取り木は栄養繁殖方法の一つです.
親の枝を使って,独立した個体を作るのでクローンになります.
つまり,独立した個体も親の同じ遺伝情報を引き継いだ株になります.

メリットは以下です.

  • 大きな苗が作れる.
  • 枝を選ばない.
  • 挿し木や接ぎ木がしにくい果樹に向いてる.
  • 失敗しても損失が少ない.

枝を活用するので,一気にたくさん増やすというわけにはいかないですが,接ぎ木や挿し木と比較しても多くのメリットがあります.

よくやられるのが,高取り法というものです.

けんゆー

空中法とも言います

あそこの枝に実際にやってみます.

けんゆー

詳しくはYouTube動画をみてね!

枝に傷をつけたり,環状剥皮をしたりして,その部分を水苔などで包んで発根させる方法です.
発根が完了すると,枝を切り離して,独立した個体にします.

けんゆー

鉢植えにしたり,露地に植えたり,なんでも大丈夫だよ!

もともと樹上の枝を使用するため,失敗しても大きな損害になるリスクが低いです.

けんゆー

接ぎ木だと,小さい時にやると枯れてしまうこともある!

環状剥皮が苦手な場合には,きつく針金を巻く方法もあるようです.

高取り法以外のやり方

誰でもできる果樹の接ぎ木・さし木・とり木」によると,この高取り法だけではなく,いろんな方法があるようです.

いつかやってみたいです.
おそらく,盛り土法なんかは,インドナツメの木なんかですぐにできそうだと考えるので,やってみようと思います.

メカニズム

茎や枝に傷が入ると,形成層が傷を修復しようと,カルスというものを発生させます.
そのカルスの中に,根源基という組織があり,こちらをうまく発達させることができると,発根します.

そのため,環状剥皮をして,カルスを誘導し,周囲を湿った水苔で覆うことによって発根を促しているというものです.

また,盛り土法などでは,一時的に遮光をすると,新梢がヒョロヒョロした弱々しい枝になります.

けんゆー

もやしみたいなものだね!


これは,黄化処理というものなのですが,こうすることにより,新梢の節部に根源基が発達し,そして発根します.

上の本は大変おすすめなので,一冊は持っておいても良いと思います!

けんゆー

ぜひ,皆さんの果樹栽培がうまくいきますように!


読んでいただきありがとうございました!