挑戦的なタイトルをつけましたが,釣りではないです.
結構,おいらが大事なことだと思っていることです.
自己紹介します.
農業を始めて10ヶ月が経ちました.けんゆーといいます.
アボカドや多品種のフルーツを栽培したい!と志した10ヶ月前と今で,変わったことといれば特にないです.
強いて言えば,夏は想像以上に暑かった,くらいです.
そして付け加えるとすると,「おいらは暑い夏を頑張れた」くらいです.
自己紹介終わりです.
本格的な夏が過ぎ,今は二十四節気(季節の名前)で言うところの白露(はくろ)にあたり,早朝,植物達に朝露が当たりキラキラと光輝き始める時期です.
さて,今回の本題は「フルーツや野菜を本気で売ってちゃダメだよね」という持論を展開していきたいと思います.
いつもは,オンラインサロンの方で,タラタラと日常的に考えていることを垂れ流しているのですが,今回は無料ブログの方にも書いていこうと思います.
農家さん,ぜひ時間があれば,この生意気な文章を読んでみてください.
分かりやすく農作物全般を「野菜」と呼びますが,つまり,この記事の野菜にはフルーツも含まれます.
野菜を売っているだけでは終わる
まず,農家さんの仕事は何でしょう.皆さんも考えてみてください.
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多くの人はこう言います.
「野菜を作り売ること.」
しかし,この思考ではダメだと,この記事を書いている農家歴10ヶ月の彼は言います.
あっ,自分の戦略的なものはあまり公にはしたくはないですが,やっぱり書くというのは思考の整理になる部分が大きいのと,特に真似をするほど行動力が高い人がそんなに多くないと考えられるので,書きます.参考にしたい人はどうぞ.
イライラする表現があると思いますが,読みたい人だけ前に進んでください.
(こんな記事を読んで,イライラしちゃう人は,怒りっぽい性格なので,それはそれで治したほうが良いです.ストレスは病の元です.)
僕が考えている農家さんの大きな仕事は,
「野菜の栽培過程を売ること」です.
これです.今日は機嫌が良いので,理由をざっくりと書きます.
栽培過程で集金ポイントを見つけて,野菜が作られる前に活動資金を作らないと継続的な農業ができません.
栽培の過程でお金を集めておくと,野菜を売る必要がなくなるので,結果,作った野菜を他の目的に使えます.
(好きな人にあげたり,PRに使ったり,自分で食べたり...)
現在の農家さんは,「野菜を売ってなんぼ!」のマインドが非常に強く,とにかく価格にこだわったり,数にこだわったり,質にこだわったりする人が多い印象です.
台風や災害がきて,一夜にして圃場が壊滅したらどうするんだろうとか,取引先の業者が廃業したらどうしようとか,農作業中に骨折でもしたらどうしようとか,そういったことを考慮していないのか,それとも,自然災害なんかこないし,社会はこのまま回り続けるし,アイアンマン並みに強い体を持っていると思い込んでいる人が多いです.
おいらは毎日,自然災害が怖いし,現在の企業や事業はいずれ廃れるし,骨を折るかハブに噛まれると思っているので,野菜を売ることは目標にしません.
とにかく,日々の農作業をどうにかこうにか売っていかないと,持続的な生活というもの保証されません.
野菜の栽培過程をどう売るのか!?
野菜ができるまでに,野菜を売らなくても,お金を稼げるなんて,そんな夢の話があれば全員やってるよ!という方おられるかもしれませんが,その通りです.
この野菜の栽培過程を売る!という行為は簡単なことではないのも事実です.
しかしながら,そのような生活環境を一旦構築してしまうと,その仕組みは非常にロバスト(頑強なこと)です.
いつ来るかわからない自然災害も,もはや味方になります.
ちょっとずつ,ちょっとずつ,環境構築をしていくのです.
んで,どのように野菜の栽培過程を売るのか!?ですが.結論はこれです.
- ブログ
- youtube
- ラジオ
- オンラインサロン
- SNS
- クラファン
これらを複合的にきちんと運用し,自身の栽培の様子を発信し,見てくれる人を増やす,応援してくれる人を増やす,みんなの可処分時間を奪う,何なら可処分精神を奪う,というものです.
現在の世の中は,他人の時間を奪うと,集金できるというお得な時代です.
例えば,ブログ,このブログではアドセンス広告とamazon アソシエイトなどのアフィリエイトを貼ってます.
アドセンスは,ブログのPVでおおよそ推定できます.アフィリエイトなども,こう言った農業特化型だと意外と相性がいいです.
農機具や参考図書の紹介です.
農家さんって,意外と作業道具が豊富だし,本を読みます.
こういうものを使っているよ,こういう本を読んだよ!というものでも十分お金になる時代です.
またyoutubeもそうです.
現在はyoutuberに限らず,多くの企業や個人事業主(レストランなどの店舗型経営者やフリーランス,他にも多数)などHPの代わりにyoutubeをしている方は多いと思います.日本人は,みんながやっているものには参入しやすいので,今は多くの人がやってますね.
参入障壁がだいぶ低いです.
乗り遅れてますが,農家さんでやっていない人はとにかくやったほうがお得です.
こちらもコツコツですが,1000人を超えると広告をつけることができ,そこそこお小遣いになります.後は動画を見てもらうだけのゲーム.
栽培の過程をただ載せておきましょう.編集は上手くやれば吉ですが,初心者が編集したものなんて,別にたいして見やすくならないので,費用対効果を考え,NO編集でも良いと思います.繰り返しやっていけば,改善に向けて何かがわかります.初めから完璧な人はこの世に存在しません.
そしてスマホ一台で出来ます.
(高価なカメラを買う必要は特にないです.)
スマホを持っていない人にはアドバイスできないので,ごめんなさい.
ラジオ,これは今僕がかなり穴場だと思っているのですが,これはやっておいたほうがお得です.
理由はまた今度,おいらのオンラインサロンとかで今度ふらっと書きます.
初月は無料なので,是非覗いてみて下さい.
「フルーツ・野菜作りを知って食べて楽しもう!」
オンラインサロンは,月額制のコミニティみたいなものです.
野菜を売らず,ブログやyoutube,サロンなどで複合的に運用し,そして栽培過程に価値をつけて集金し,作った野菜はサロンのメンバーさんたちと共有したい!というのがおいらの夢です.応援してくれる人に還元です.これがあと1年でできたら良いのですが,,,
SNSの運用はまた暇な時に書きます.
余裕があれば,twitter,インスタグラムくらいはやっておいたほうが無難です.
今日はこれだけ.
あとクラファン,クラウドファンディングの略ですが,これは先行販売ができるツールとして役に立ちます.
次章ではなぜ先行販売が良いのか!?という理由について,おいら自身の頭の中身を整理するついでにご紹介しておきます.
なぜ先行販売が良いのか!?
先行販売も野菜を売ることじゃないか!という反論厨がおられると思いますが,実は先行販売って,かなりお得なのですよ.
なぜか,
理由は,栽培過程を届けることができるからです.
先行販売で買ってくれた人に,「あなたの元に届く予定の野菜は現在こういう状況ですよ!」と報告できるのです.
それは,別にブログでもyoutubeでも構いません.
自分のメディアや媒体に目を通してくれたら,その方の可処分時間を奪うので,結果,どこかでさらにお金になります.
このどこかでお金になる部分の全容がぼんやりしている方は,おいらのtwitterでもフォローしておいて下さい.
アカウントはこちら(@kenyu0501_)です.
しかも,この先行販売の報告での良い点は,ウザがられず,熱心でマメな人だな!と思われる点です.
ブログの記事を読んでくれ!と宣伝しているのに,マメに報告をくれる人だという立ち位置になります.
野菜を売るのであれば,先行販売をまずしてみる.
クラファンでもSNSでも良いので,作付け前に,収穫できる量をおおよそ予想してやってみる.
失敗を恐れていたら,いつまでも農家の仕事は「野菜を売ること」というマインドが抜けないです.
先行販売で売れなくても別に良いのです.
とにかにやってみる.
上手くいくやり方は,多分あるのですが,正解は人それぞれなので,とにかくやってみることが一番です.
先行販売でたとえ売れなくても,通常と同じです.
半年後,また挑戦したら良いです.
特にマイナスはないです.
今度は栽培過程を,ブログやyoutubeやサロンで売ってみる.
これもとにかくやってみる.
ローマは一日にして成らずなので,とにかく野菜を売るだけのマインドから早めに脱却したほうがお得です.
最後に:お願い
この文章,実は3400文字以上あります.
読んでくれた方,お疲れ様です.
他にもこの記事のような「農家がやるべき戦略」などもっと読みたい方が多ければ,また思考の整理がてらまた書きます.
ツイッターなどでシェアいただいた数が多いと,続きを書くかどうか判断する材料になります.
ぜひ,よろしくお願いいたします.
あと,おいらの運営するオンラインサロン,初月は無料なので,是非覗いてみて下さい.
「フルーツ・野菜作りを知って食べて楽しもう!」
毎週全力で書いたコラムが届きます.