農業は最高の贅沢だった

けんゆー

農業はいつの間にかラグジュアリーになったね!


こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
軽く自己紹介をしておくと,27歳で,農業を始めて105日が経過,博士課程休学中のウチナンチュです.

今回は,農業って実は最高級の贅沢ではないかと思うのですよ.ってことと,農業って実は価値が高いかも!ってことをお話ししたいと思います.

以前,このようなツイートをしました.

誰にも何にも指図されず,自分のペースで働けます.
働くというよりも娯楽ゲームに近いイメージです.

週末にキャンプに行ったり,海に釣りに行ったりするようなノリでおいらは毎日畑に行きます.
そう,毎日が土曜日なのです.次の日も休みで好きなことができるのです!!

好きなものを見つけて熱中することが最もモチベーションが高まるし,疲れないし,楽しいし,幸せを感じれます.

野菜の成長は早く,毎日畑に足を運ぶことがワクワクします.

けんゆー

今日はどんな変化があるのか!?前日に作った仕掛けは上手く機能しているのか!?


日々,畑のディスプレイが徐々に変わる中で,自分の中の感情食を始めとした生活習慣がその映像によって徐々に変わっていく様がとても面白いのです.

進化しすぎた現代社会では,「人間が成長する時に,同時に経験した方が良いよね!」と思われるあらゆる工程が飛び級されちゃいます.

  • 土って何かの役にたつの?
  • 野菜やフルーツに旬ってあるの?
  • じゃがいもやニンジンは分かるけど,葉っぱの形は?
  • 虫は無理!
  • 農業ってきついんでしょ?
  • なんでブロッコリーがこんなに高いの?

知らなくても生きられる」というのが,便利の裏返しなので,上のようなことが起こるのは当然です.
おそらく昔の人は,それらを知っておかないと,生活に不具合が生じるので,成長するのと同時に理解していきました.

現代の人が,身の回りの食を支える実情を知らないというのは,現代の人のせいではなく,社会システムのせいなので,誰も誰かを責めてはいけないし,そして,この流れはもっと加速するので,今の内に耐性を作っておいた方が良いのです!

おそらく,これからももっと生きていくための最適化が進み,学校に行く事は愚行だよね?という人達が多数派になっていくと思います.便利になるというのは,無駄と考えられるものが無くなるということですね.

つまり,高度に発展した社会システムは,春夏秋冬問わず,スーパーにじゃがいもやニンジンを並べることができるので,私たちから「野菜・果物の旬」という知識を奪い去ったし,科学発展により,土本来の役割という知識を奪い去ったのですね.私たち現代人は,知らず知らずのうちに便利の代償を払ってるのです.

ソフトウェアを人工知能に任せることで,新たな仕事が生まれ,旧来型の仕事が自然淘汰される現代,どのようなことが新たな価値になるのか,頭の良い人はめちゃくちゃ模索しています.頭の良い人は,最新テクノロジーを知っているので,もしかしたら,自動化省人化を目指すマシンを作るかもしれないです.また,他の頭の良い人は,社会システムそのものやインフラをアップデートさせちゃったりして,月5万円くらい国民全員に配布しよう!という誰もが納得できるベーシックインカム(案)を実現しちゃったりするかもしれません.

しかし,便利になると知らず知らずに払ってしまっている代償のこの部分が一周回って価値を生み出すとも考えられます.

ここが,今回のタイトル「便利になりすぎた社会システムで生まれる新たな価値はここかも!」の最も主張したいことです.

つまり,ブロッコリーの旬は今ですよ!と大きい声で言うことに価値がある時代になってしまったわけです.
半世紀前の人であれば,当然みんなが知っている当たり前の知識なわけです.
空き地に咲いてる小さい黄色い花を見て,それがトマトの花かどうか気づける人が,もしかしたら新しい価値を生み出してくれる人になるのです.

時代のサイクルって面白いですね!

冒頭で,農業は最高の贅沢と書いた所以がここです.

世の中は便利になるので,残念ながら,スーパーのレジ打ちの店員はなくなります.タクシー運転手も自動運転で無くなります.当たり外れの多い学校の先生も,もしかしたらビデオ教材に置き換わります.

時代とともに,あらゆる仕事が無くなると同時に,おいらは,農業こそ,未来の新たな仕事になると確信しています.

農業は,娯楽ですしゲームですし,未来の新しい仕事になるし,そして現在その新しい仕事をできているおいらは,かなり贅沢をしていると思うのですよね.

でも,そんなことより今を全力で楽しんでいるだけですけど!終わり

けんゆー

読んでくれてありがとー!シェア歓迎です!

そんなおいらの,旬を教えてくれる価値の高い贅沢生活の様子はインスタグラム(kenyu.uehara)で垣間見ることができます!