【注意!】桜の木がなくなる前に.クビアカツヤカミキリ.
この記事のポイント
  • 昨年は 11都府県で確認された特定外来生物.
  • 桜の木を始め,バラ科の樹木を餌とする!
  • 捕まえて飼育,他のところに離してしまうと,罰則がある.

けんゆー

ハイサーイ!


こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.

本日は「最近日本に入ってきた桜の木を食害する虫」についてお話ししたいと思います.
今回お話しする内容は,日本からもしかしたら桜の木がなくなるかもしれないという,かなり深刻なことが問題視されているのですが,これを防ぐことができるかどうかは,今の私たちにかかっていることではないのかなと思います.ぜひ,今回のお話は最後まで聞いていただけると嬉しいです.

結論からいうと,もともと中国やモンゴル,朝鮮半島,ベトナムなどに分布していたクビアカツヤカミキリと呼ばれる虫が,日本に外来種として入ってきて,それがサクラ(ソメイヨシノなど)の木や,その他バラ科の木(モモ,ウメ,サクランボ)などを食害しているということなのですね.
繁殖力が強くて,昨年は,11の都府県で確認されており,今もなお被害を拡大しつつ,という感じになっております.昨年は懸賞金もかかっていたほどの昆虫です.

これはやばい!ということで,2018年に特定外来生物に指定されております.

けんゆー

特定外来生物というのは,この生態系や人の生命が脅かされる恐れのある外来生物だね!


他にもいろいろな特定外来生物がいるのかもしれないですが,カミキリムシの成虫の活動期が6月から8月くらいということで,このタイミングで取り上げたいと思います.

僕の方も,このブログをきっかけに,100人でも200人でも話を聞いていただくことにより,桜の木を含め,日本の樹木が守られたらなと思うわけです.やはり日本という国は,四季があり,雨が多い,そして南北に長いという世界的に見ても独特な地理と気候なのです.
その結果,四季折々に見られる草花,そして年度の始まりの春,桜が咲くということは素晴らしいなと思うわけです.僕も大学入学した時は,満開な綺麗な桜に心を打たれましたし,毎年行った花見では,花より団子でしたが,やっぱり友達と集まるきっかけにもなりましたし,この環境は大事にしないといけないなと感じるわけです.

クビアカツヤカミキリとは

話が脱線しましたが,クビアカツヤカミキリの特徴についてお話ししたいと思います.
まず初めに,環境省から出ている注意喚起のポスターを引用させていただきますが,飼育とか譲渡し,野外へ離してしまうと,300万円以下の罰金,もしくは3年以下の懲役になっております.法人は最大1億円ということになっております.

僕も小さいころ,よくバッタとかセミとかカマキリムシ,ゴマダラカミキリとかよく捕まえて虫かごに入れて持ち帰ってました.例えば,お子さんなどがそういったノリで,クビアカツヤカミキリを捕まえて,珍しいので,大切に飼育して,増やしてしまうとか,そして,旅行の際に,持っていって,よその地域で放してしまうとか,そう言ったことが起こらないようにするという目的もあります.

けんゆー

こういった最悪な不幸も考えられるので,知っておいた方が良いのかもしれないね!

クビアカツヤカミキリは,名前の通り,首の部分が赤いです.
そして,体は,艶のある光沢のあるブラックです.若干怖いです.

これがバラ科の木を餌にするのですね.
サクラやウメ,サクランボ,モモなどですね.

成虫が木の窪みや隙間,幹周辺に卵を産みます.
1匹の雌が100~300個の卵を産むということが分かっていて,とても繁殖力の高い虫なのですよね.
卵から孵った幼虫は,木の内部に食入します.
食入していくと,木クズと幼虫のフンが出ます.
木の周辺に落ちていることが多いです.
これがフラスというのですが,見た目はカリントウとか,ひき肉のような形をしているので,すぐに分かります.

幼虫は2年から3年,木の内部で食害をすすめ,成虫になると,外に出てきます.
出てくる前に,一度幼虫から蛹になるのですが,蛹になる前にすでに成虫が脱出する脱出孔を作っているようですね.なのですでに穴が空いているということですね.
なので,成虫が出てきてまた生殖活動をさせないように,怪しい樹木にはネットがされていて,拡散防止策を取っているようですね.成虫が活動する6月〜8月というのは,モモの旬(果実の旬)とかぶるので,薬剤を使用しにくいということもあり,ネットを使用した物理的防除方法が主に対策としてなされているということです.

色々と調べると,ネットも0.4mm以下の黒いネットがついているものが良いということですね.クビアカツヤカミキリ用の対策ネットもあるようです.黒いネットだと赤い首が見えやすいようですね.
また,0.4mm以下だと,産卵管が入らないということもあり,2次被害等も防げるということです.

見つけたらどうするのか!?

もし見つけたら,殺処分をしてください,ということが言われてます.
また,環境省地方環境事務局などに連絡をしてください,ということが言われてます.
(生きたまま,運ぶことは違法であるとされてます.)
問い合わせ先も,チャンネル概要欄にポスターを貼っておきます.

インターネットで,クビアカツヤカミキリの被害などを検索すると,例えば,学校の桜の木が毎年減っていくとか,街路樹の桜の木が年々減っていくとか,他にもモモ農家さんが苦しんでいるなどのことを聞くとやはり悲しいですよね.
国も各都府県もたくさん注意喚起をしていると思いますが,僕もこのブログを通して,何か貢献できないかなと思って,共有させていただきました.
世の中には,いろんな害虫がおりますけれども,今回はクビアカツヤカミキリでした!

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