- 草刈りが楽しくなる雑草堆肥作り!
- 必要な材料は米ぬかくらい!
- 土着菌を尊重した土つくり!
草を刈るのがめっちゃ楽しい!笑
こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
本日はそしてそもその堆肥って何!?というところから,実際に雑草堆肥を作っていこうと思います.
この事実を知っておくと,普段行なっている草刈りがもっと楽しくなると思います.
堆肥とは!?
堆肥とは土壌の改善を目的に使用されるもので,有機物を微生物が分解したものです.
物理的に土をよくするためのものなのだね!
ここで,有機物とは,家畜の糞尿や生ごみ,もしくはイナワラや雑草などといったものです.
牛糞や鶏糞などは窒素分が多いために,肥料効果も期待できます.
雑草などの植物性の堆肥は,動物性の堆肥に比べ効き目が緩やかですが,土中の微生物などのバランスを急速に変えないので,想像してない病気などのリスクを下げることができます.
肥料との違いは!?
一般的には言われる肥料というのは,作物の成長促進を目的にしたもので,土の改善ではありません.
植物の成長に必要な「窒素・リン酸・カリウム」をメインに構成されていることが多いです.
ボカシ肥なども,山土と有機質資材をブレンドして作ります.
有機質資材としては,肥料成分の多い米ぬか,油粕,魚粕などを用います.
こちらも堆肥と同様に,微生物の力を借りて作ることには変わりません.
土の中の微生物の量も増えたりするんだね!
雑草堆肥とは!?
今回使用した材料は以下の3つです.
- 雑草・枯れ草
- 米ぬか
- 畑の土
畑の雑草は主にイネ科のチガヤが見られましたが,シロツメクサなどもちらほら見られました.
畑に生えている多種類の雑草を使いましたが,これはなんでも大丈夫です.
米ぬかは堆肥を作る上で欠かせない微生物のサポート,さらには,肥料分も豊富で雑草には足りないリン酸などの栄養素も補給してくれます.
作っていく!
雑草と米ぬかをミルフィーユ状に重ねて足で押しつぶしていき,圧縮していきます.
その時に,水をかけながら行うと,圧縮がやりやすくなります.
最後に,畑の土を被せて完成です.
これで一ヶ月ごとにかき混ぜて空気を入れながら撹拌していきます.
半年ほどすると,良い堆肥が完成していると思います.
まずは型枠を作ります.
小屋作りのときに活用した廃材でぱぱっと作ります.
木材で作りました.温湿度のコントロールが上手くいくかと思われます.
内側に雑草を入れて,米ぬかをまぶします.
さらに上から再度雑草を被せて,適宜水で濡らします.
足で踏み固め圧縮させていきます.
この工程を何度も繰り返します.
畑には無限に雑草がありますが,ほとんど使いました.
水をかけながら踏み潰していくと意外と小さくなります.
最後に土を被せて終わりです!
土をかぶせる理由は,その土地の土着菌を増やすことです!
また途中経過の様子は随時更新していきます!
時間がかかるがゆっくり待ちます
枯れ草や枯れ葉などが完全に分解されるためには,数百種類の微生物の働きが必要です.
枯れ葉はミネラル,水,二酸化炭素などの分解されるよ
有機物(堆肥や作物など)が畑の中に入ってくると,それまで眠っていた微生物も活動を始めて,急激に数が増えたりします.
不耕起の畑が徐々に蘇ってくれると嬉しいです.
土着菌を尊重する
米ぬかをベースにしてさらに,この土地の微生物の働きも期待して,土も混ぜておきます.
僕らの耕作放棄地のような痩せた土地でもその土地の土着菌は少なからず存在していると思います.
この場所のこの環境に適した菌はもちろん長年住み着いていると推察されるので,このような菌と共生して畑を豊かにしていきたいですね.
土着菌というのは,その土地に定着した微生物の総称だよ
土の中にいるたくさんの菌
土の中にはたくさんの菌が生息しております.
例えばこうじ菌,乳酸菌,納豆菌,酵母菌,キノコ菌,放射菌など,たくさんの菌がパッと浮かびます.
さらに細かく分類してしまうと,数万種類以上になります.
その中でもその土地の適した微生物たちが菌相というフロラを形成して,畑の土地が作られています.
堆肥づくりの熱利用
堆肥づくりの際,発酵熱が出てくるので,この熱を上手く利用するやり方があります.
サツマイモの貯蔵
例えば,サツマイモの貯蔵なんかが思いつきます.
沖縄県はそこまで寒くはないのであまり苦労はしませんが,本土の方であればオススメです.
堆肥づくりのすぐ下の地中を活用するやり方で,寒さに弱いサツマイモと籾殻を一緒に埋めて,その上で堆肥づくりをします.
温もりが地中にも伝わって良いよ!
セルトレイの保温
他にも,堆肥の上側では,タネを蒔いた後のセルトレイの保温なんかにも活用できます.
セルトレイを堆肥の上に起き,雨よけでビニールなどを被せておくと保温され発芽が上手く揃います.
さて,今日はこの辺でおしまいにします.
読んでくれてありがとうございました.
この記事のポイント 有機農業は土の微生物を大事にする農法. 慣行農業は収量の最大化を目指した農法. 有機農業と …
はじめまして
いつも楽しくメルマガを
拝読させていただいています
YouTubeやInstagramも非常に学びが多く、
欠かさず見せていただいています
さて、堆肥の発酵熱ですが、
私達はハウス内のフィンガーライムの
冬場の加温に活用しています
ウッドチップに米糠を混ぜて水を掛けますと、
60℃以上になり昨年から今年にかけては
まったく灯油などを使用せずに越冬いたしました
またチップなどの植物が発酵する際に出るCo2が
かなり高濃度に発生しまして、
これが植物の生育にも効果があるようです
冬場の休眠期に歯を落とさず成長していまして、
今年も同様に発酵熱を活用しようと思っています
今後もお身体にはくれぐれもお気をつけになり、
私達に有益な情報をご提供ください