【コラム3】野菜や果物の品種を大切にすると,生き方や世界が変わるし,日本もおトクである!

けんゆー

今日は野菜やフルーツの品種の大切さについておいらの考えを紹介するよ!


こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
たまにコラムや持論を書いています!今回は持論第三弾です!

第二回のコラムはこちらです!まだ読んでおられない方はどうぞ!

さてさて,今日お話しする内容は,もしかしたら,かなり衝撃的な内容になっているかもしれません.
題目には「野菜や果物の品種を大切にすると,生き方や世界が変わるし,日本もおトクである!」と書きましたが,なぜ品種を大切にすることによって,私たち個人の生き方や世界が変わるのか!?そして,なぜ日本がお得なのか!?というお話をさせていただきます.

野菜は野菜の名前で売られているのが良くない

例えば,スーパーで「どんなジャガイモ」が売られているのか,意識した事がありますでしょうか.
おいらは無かったです.
すみませんです.実にこれ,かなり勿体無いのです.
これは,知ったもん勝ちです.

けんゆー

ジャガイモをただのジャガイモと思っていたら凄く人生を無駄にしちゃうよ!

野菜には,数多くの品種があります.
ちなみに,トマトなんて8000以上の品種がありますからね.
驚きですよね.

数多くの品種がある野菜ですが,では,日本で流通している有名な3つのジャガイモの,「メークイン」,「男爵」,「ニシユタカ」のうち,一体どれが「カレーの材料」に適しているかお分かりでしょうか.そしてどれが適していないか,わかるでしょうか!

一括りに,「多くのじゃがいも」を「The じゃがいも」としてしまっていたら,この3択クイズは答えることができません.
農業を始める前は,この3種類のじゃがいもを,一つの「The じゃがいも」としていたおいら自身は本当に人生の1/4,損をしました.27歳です.

さてさて答えは,,,,「男爵芋」はカレーに適さないです!!

けんゆー

男爵は,良くスーパーで売っているジャガイモの品種だよ!

男爵芋は,でんぷん質で煮崩れがしやすい芋です.
なので,ポテトサラダやじゃがバターにすると『より一層美味しい』のです!カ
レーやシチュー煮物にすると溶けます.
勿体無いのです.

けんゆー

確かにそれだともったいないね!

そうです.品種によって,適しているものと適していないものがあって,料理が美味しくなるし,不味くなるのです.

なので,よく言われるあの言葉,一度は聞いたことありませんか?

カレーを煮込みすぎて,じゃがいが溶けちゃったー!

これ,違います!!煮込みすぎてないです.

品種選びを間違っているのです.男爵カレーを作っちゃっているのです.
(名前かっこいいので,これから芋が溶けたカレーやシチューを男爵カレー,男爵シチューと呼びます.プライベートのお話です.)

煮崩れしにくい「メークイン」や,「ニシユタカ」を選択すると,じゃがいもの本来の味と食感が楽しめるカレーや肉じゃがが作れるのです.

さて,このように,品種を守れば,料理は格段と美味しくなります.
品種として,モノ(食材)の売買が行われると,世界が変わると思います.

スーパーから「The 野菜」が無くなる時代!

スーパーから「The じゃがいも」が無くなる世界はきっと,全ての料理が美味しい世の中です.
スーパーの野菜の表記が,野菜の名前ではなく,「煮物に適した『ニシユタカ』」や,「ポテトサラダに適した『男爵』」などという品種の表記になれば,確実にマーケットが大きく変わります.

農業面積が分散されている日本にとって,品種先行型のスーパーが当たり前になった時代は,おトクと考えられます. The野菜が求められる時代(現代)は,オーストラリアやアメリカのように,大きな圃場で,集中的に農作物をざっと作る生産方法が有利です.

しかし,多品目な品種が求められる時代に,海外勢は,農作物を作るために大きな手間がかかります.これはコストに直結します.

日本は,細々といろんな品種を作るのが好き(というか,北海道以外の土地では,各圃場が小さく,一つの農作物を集中的に作ると,コスト面で負けちゃう)ので,市場が品種を求めるようになると,ものすごくお得です.日本の国際競争力も強くなるのですね.

食が変われば,生き方も変わるし,世界も変わる.日本の立ち位置も大きく変わります.
自動車や精密電子部品にばっか頼っていた時代から,品種で勝負する日本になる時代は,おそらく,国民全員が美味しいカレーライスを作れるのです.
男爵カレーが死語になる時代はそういう時代です.

ちなみに,「糸満フルーツ園 けんちゃん」で作っていたじゃがいもは,,,,ニシユタカですー!!!!
勝手にじゃがバターにして,美味しくないと文句を言わないで下さいね!!笑
それは,男爵カレーならぬ,ニシユタカじゃがバターなのです.

さて,来年は,どんな品種のジャガイモを植えようかな!

また,オンラインサロンの方で,ブログではあまり言えない話や,おいらのみている世界を書いています!
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