オクラの栽培方法!上手に育てるために知っておいた方が良いこと!
この記事のポイント
  • 砂漠地帯周辺の原産なので,根っこが深く張る性質がある.
  • 茎や実についてる微毛の理由が面白い!
  • 他粒まきやコンパニオンプランツなどもご紹介!

けんゆー

ハイサーイ!


こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.

本日はオクラの性質や生理的特性などを考え,それによって見えてくる栽培方法などをお伝えします.

けんゆー

動画にもまとめているのでよかったらこちらをどうぞ!

オクラの性質

<オクラ特徴と栽培法について>
名称オクラ
アオイ科
栽培難易度旬を守れば簡単
原産国アフリカ北東,砂漠周辺のステップ地帯.
土壌pH6以上,弱酸性~中性.
生育適温25~30℃
暑さ強い
寒さ弱い.霜は大敵.10℃以下は注意.
乾燥強い.
根の形態主根深根型.
株間50cm程度.
病害虫強い.下葉を取るとほとんど大丈夫!
育苗なるべく直播が良い
けんゆー

ざっくりとした特性は上のような感じ!

アオイ科

オクラはアオイ科の仲間です.
アオイ科の仲間は,5枚の花びらを持つ大きい花がドバッと咲くのが印象的です.
例えば,ハイビスカスやローゼルなどもアオイ科ですが,綺麗な大きな花が魅力的です.

けんゆー

ハイビスカスも食べれたよ!

原産

オクラの原産は,アフリカの砂漠周辺のステップ地帯です.
ステップ地帯というのは,平な乾燥した草原です.樹木がない草原です.

けんゆー

エジプトやエチオピアなど,あの辺りだね!

その乾燥した草原に,数株密集して自生してます.
とても雨の少ない場所なので,地下深くの水を頼りに生きます.
なので,直根で,深い位置まで伸びます.

多年草だが,,,

オクラは多年草の野菜ですが,寒さには弱いです.
そのため,一年草として扱われます.

微毛の理由.

オクラの果実や葉っぱにある微毛の理由は,

  • 虫除け.
  • 蒸散による水損失を抑える.
  • 夜露を集める.

などの効果があります.
アサガオなどにも微毛がありますが,あの微毛があることによって,虫が寄り付きにくくなります.
虫の足よりも毛が長いので,葉っぱの上を歩きにくいのですね.
ちょっと節々がちょっと赤いのも,アブラムシなどに対する抵抗です.

また葉っぱの形が若干,枝側に窪んでいるのは,集めた水を株元に落とすという役割もあります.
砂漠地帯の雨の少ない地域で生まれたオクラならではの工夫なのですね.

オクラの栽培.

オクラは栽培適温が高いです.
最低温度が18℃程度になると,種まきで発芽率が良いです.

多粒まきが基本で,多めに撒けば,根っこがより深くまで伸びます.
地上部では,3~5本立ちにしましょう.
複数の株立ちにすると,節間が伸びて1株あたりの収量はおりますが,その分株数が多いので総収量自体は増えます.
実の成熟も遅いので,取り遅れても少々は大乗ベス.

集団で植えるメリット

  • お互いに協力して,根っこを深く張らせる!
  • 多粒まきだと,お互いが協力して,耕盤層もぶち抜くと言われます.

コンパニオンプランツ

コンパニオンプランツとして相性が良いのは,マメ科の野菜です.
特に背丈が大きくならない落花生や,枝豆などは良いです.
窒素固定が起こります.

つる性のインゲンなどは,オクラの収穫後に,そこに絡み付いて成長するので,面白いと思います.

<裏技>切り返し

原則として行わないが,どうしても高くなって収穫ができない場合のみ行います.
根腐れてによる被害も報告されているので,全て成功するわけではありません.
「オクラの切り返し後に発生した根腐症状について,沖縄県農業試験場,1990年」

収穫について

オクラは,開花3日~1週間ほどで収穫までできます.
開花後の若いサヤを食べます.
忙しいです.
朝収穫して,夕方にも収穫できます.

5角形のタイプのオクラは一番有名ですが,そういったものは,8cmくらいが一番柔らかくて美味しいですね.

けんゆー

切ると断面が星形になるやつだね!


去年栽培していたのは,沖縄の島オクラですが,丸いタイプです.
あれは,もう少し大きいですね.
13cmほどで,角オクラよりも5cmくらい大きいです.

それよりも大きくなると,筋張ってあまり美味しくなくなります.
島オクラは,あまり筋が気にならなかったですが,小さい方が柔らかくて美味しいですね.

さらに,赤オクラもありますね.
こちらは油通すると,赤色が抜けました.

面白い形のオクラは,イスラエルのダビデの星ですね.
ぷっくら短く,ギザギザが多いので,食べていて面白いです.
味は丸オクラが好きです.

あと花オクラと言って,花を食べるタイプもありますね.

収穫の作業

収穫時には,もう一つの作業があります.
収穫した実の下の葉っぱは切り落とします.
そうすることによって,風通しや株元の日当たりが良くなります.
そうすることで,ほとんど病気にはなりません.

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