
- ゴツゴツしいものよりも,ツルツルしいものを選ぶと良い.
- 常温で保存されているスーパーを選ぶと良い.
- ヘタがあり,カビがなく,隙間がないものが良い.

ハイサーイ!
こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
本日はスーパーで販売されているアボカドの失敗しない選び方についてシェアしていきたいと思います.
栽培者ならではの観点で,本当に美味しいアボカドの特徴や保存に関することまでお話ししていきます.
ポイント
失敗しないためのポイントは以下です.
- ツルツルしてて球体に近い形状が美味い!
- 常温保存されているアボカドを選ぶ!
- 深緑色,そして硬さがあるもの.
- ヘタ有り,カビや空隙のないもの.
です.それぞれ深掘りしていきます.
ツルツルしてて球体に近い形状
スーパーに売られているアボカドの品種は「ハス」というものです.
この記事のポイント 圧倒的に世界で最も食べられてる栽培品種. グアテマラ系の品種で油分が多く食味が秀逸! 涼し …
ハスの特徴は前回まとめてあります.
日本に入ってくるアボカド(ハス)はほとんどメキシコから来ます.
熱帯果樹なので,南米や東南アジアなどの暖かい地域で栽培されていますが,その中でも比較的冷涼な地域で育ったものは美味しいです.
メキシコの高地(標高が高いところ)などは,昼と夜の寒暖差(温度差)が大きく,その結果甘く,しっかり油分がのり美味しくなるのです.
そのようなアボカドの形状はあまりゴツゴツしておらず,ツルツルした球体に近いような形をしています.僕のお家の近所の某サ○エーでは,メキシコ高地栽培されたアボカドをプロミッチゴールドというブランド名で出しているようですね.
やはり,高地栽培されている方が,ゴツゴツも少ないですし,形状も洋ナシ型というよりは球体に近いです.
ほとんどのインターネットのサイトやブログでは,洋ナシ型をしていてゴツゴツがしっかり出ているものが美味しい!というように記載がされておりますが,それはどうかなと思います.より暖かく低地栽培で育てるとそういう風になりますが,風味や食味は劣ります.
アボカドの研究成果が詰まっている書籍「The Avocado botany, production and uses」にも,涼しい環境で育ったアボカドの方は大きく,食味が良く,球体でツルツルしているとのことが書かれていたように記憶してます.
常温保存されているアボカドを選ぶ
アボカドは追熟を必要とするクライマクテリック型の果物です.
追熟には適した温度というものがあり,それが20℃付近なのです.
なので,スーパーで販売されているもののうち,冷蔵保存されているものは,低温障害を誘発している可能性が高いので避けた方が良いです.
一般的に,温度と果実の関係は以下です.
- 30℃〜・・・高温障害
- 20℃・・・適温
- 13℃・・・遅い追熟
- 〜5℃・・・低温障害
追熟に適した温度は25℃〜18℃程度です.
室温で十分なので,購入後も冷蔵庫で冷やして追熟というのは避けましょう.

アボカドを選ぶのも楽しいですけどね!笑
深緑色・硬く弾力があるもの
スーパーで購入するときは,深緑色のものを選びましょう.
アボカド(ハス)は追熟の過程で,果皮が黒くなり柔らかくなります.
スーパーですでに黒いものを選んでしまうと,食べごろが過ぎたアボカドをつかまされることがあります.
なので深い緑色のアボカドを選び,自宅で3日ほど時間をかけて追熟させてください.
軟式の野球ボールほどの硬さになったら十分美味しく食べられます.
皮は暑いですが,食べごろが適切ですと,包丁で半分に切った後,手でも簡単に剥がすことが可能です.
萎んでいるものは避ける
たまに萎んでいるものがあります.
これは収穫時期が早過ぎたものです.
アボカドは特に収穫のタイミングが難しいので,このしぼみがよく見られます.
スーパーで販売されているときでも,しぼみが分かりますので,そういったアボカドは避けてください.
ヘタがあるもの
必ず「ヘタ」があるものを選びましょう.
その際に,以下に気をつけてください.
- カビが生えていないもの.
- ヘタと果実の間に隙間がないもの.
ヘタがないものは,ヘタ付近の果肉が黒ずんでいて,果肉崩壊を起こしている可能性があります.
ヘタの有無はちょっと意識的に見てみることをオススメしておきます!

動画でも説明しているので,ぜひ見てみてねー!
“生産者が教える!失敗しない「アボカド」の選び方!ゴツゴツしているものは良い嘘!?” への1件のフィードバック