【アボカド品種紹介:モンロー】大型だけど食味が良く油分もしっかりとノッている!
この記事のポイント
  • グアテマラ系と西インド諸島系のハイブリッド種.
  • 油分6.1 ~ 14%の大型品種,食味も良好!
  • 追熟で皮が黒くならない品種!

けんゆー

今日も珍しいアボカドを食べていくよ!


こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.

本日はモンローという大きい品種のアボカドを食べていこうと思います.
こちらの果樹は沖縄県南城市の熱田果樹園さんからいただきました!
ありがとうございます.

9/18に収穫したようで,本日9/24まで追熟をさせてみました!
この記事では,そんなモンローの解説と食レポをしていきたいと思います.

モンローとは!?

モンローの特徴をざっとまとめます.

  • 453〜1133g の大玉アボカド.
  • グアテマラ系と西インド諸島系の交雑種.
  • 開花型Bタイプ,豊産性.晩生種.
  • 果皮は光沢のある緑色.
  • 追熟しても黒くならない.
  • 油分6.1 ~ 14%(「アボカド」より).

沖縄での栽培はやはり台風が心配です.
果実が大きいので,強風に落果が懸念されます.

The AVOCADO BOTANY, PRODUCTION AND USES」には以下のように記載されていました.

けんゆー

英語だけど,情報量が多くて超オススメの本だよ!

‘MONROE’. A Guatemalan × West Indian hybrid from a seedling of unknown parentage originating at the orchard of J.J.L. Phillips in Homestead, Florida. It first fruited in 1935; flower Group B. The fruit are elliptical, flattened obliquely toward apex on one side, with asymmetrical pedicel insertion; medium to large, weighing 453–1133 g and 92–111 mm in diameter; the peel is dark green, glossy and slightly rough. The seed is medium to large and tight in the cavity (Colour Plate 29); harvested late season with good to excellent quality pulp; oil content is 6.1–14%. The tree has moderate cold tolerance. The safest fruit storage temperature is 4–10°C. Defects include fruit moderately susceptible to scab, Cercospora spot and anthracnose; fruit drop; and limb breakage (Ruehle et al., 1949; Ruehle, 1963; Hatton et al., 1964, 1965; Knight, 1971; Crane et al., 1996; Schnell et al., 2003).

フロリダ州ホームステッドのJ.J.L.フィリップスの果樹園で親不詳の苗から生まれた品種です.
グアテマラと西インドの交配種で,1935年に最初に実をつけたようです.
開花型のグループはB,
果実は楕円形で,片側の頂点に向かって斜めに平らになり,非対称の小花柄(小花梗)が挿入されています.

けんゆー

小花柄(小花梗)とは,花の柄になっている部分だよ


果実は,中型から大型,重さ453〜1133 g,直径92〜111mmだと記載があります.
皮は濃い緑色で,光沢があり,少しざらざらしています.

種子は中~大で,かなりキチキチに締まっております.

けんゆー

空洞内がタネでいっぱいなんだね!


晩期に収穫され,果肉の質が良い~優れている.油分は6.1~14%.

また,モンローの木は中程度の耐寒性を持っています.
最も安全な果実の保存温度は4-10℃である.
欠点としては,果実がかさぶた,セルコスポラ斑点病,炭疽病に影響を受けやすく弱いこと,果実の落花,および四肢の損傷や折れがあることのようです.
参考になれば幸いです.

食べた感想

ハスよりも二周りほど大きなモンローを食べました.
グアテマラ系の遺伝子が入っているか,大型ですが,油分がしっかりと乗っていて美味でした.
しかしながら,強い油量を求めるのであればやはり,ハスやピンカートンといった品種がオススメです.

けんゆー

いろんな品種それぞれ味があるんだね!

中を割ってみると,ハスよりも黄色が強くて驚きです.
どちらも美味しかったです!笑
味はカビラミドリに近いような味がしました!

以下はアボカド栽培のオススメの書籍です.

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