【アボカド栽培22】本土でアボカドを育ててみたい方必見!品種の選び方や木の仕立て方など!
この記事のポイント
  • 本土でアボカドを栽培するときに選ぶべき品種は!?
  • アボカドを購入後,どのように植栽したら良いのか!
  • 自然落果が多いアボカドの着果安定は!?

けんゆー

アボカド大好きなみんな!こんにちは!


こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.

近年,アボカド栽培はかなり盛り上がりを見せていますね.
熱帯果樹ですが,沖縄県以外の本土でも育てることが可能です.

けんゆー

本土というのは,本州とか九州,四国などですね!


しかしながら,育てる上で大事なポイントがあったりします.

そこで,今回はアボカド栽培の本土編と題して,気をつけなければいけないポイントなどをざっと解説していきます.ご紹介する内容は以下です.

  • 品種・耐寒性
  • 植栽・樹冠
  • 着果安定

アボカド・パッションフルーツの「栽培の手引き(pdf)」を参考にさせていただきましたが,現場で実際に栽培しているおいら達の経験談も踏まえながら,解説していきたいと思います.

品種・耐寒性

本州や九州,四国でもアボカドの栽培は普通に可能なのですが,品種選びはものすごく重要です.
一番の大きな理由は「冬の寒さ」です.

沖縄や南西諸島などでは,全く気になることはないのですが,本土で栽培しようとすると,寒さの問題は気をつけなければいけないです.

では,一体,どの品種(接ぎ木苗の台木)を選べば良いのか,結論から申し上げると,

  • ベーコン(メキシコ系×グアテマラ系)
  • メキシコーラ(メキシコ系)

の二つの品種がオススメです.
接ぎ木苗を購入する際は,台木でこれら品種が使用されているかを疑ってください.

これら二つの品種は比較的手に入りやすく,寒さに強いです.
基本的には,メキシコ系の遺伝子が入っている品種は,耐寒性があります.

けんゆー

極論は,メキシコ系の品種の台木を使用すること!



アボカドの系統は,上の記事をご覧ください.

西インド諸島系の品種を台木にすると耐寒性が0℃程度なので,冬の厳しい寒さに耐えることが難しいです.ゆす村農園さんの販売されている接ぎ木苗も台木はベーコンだったように記憶しています.

植栽・樹冠

植栽でまず大事なことは購入後のお世話です.
アボカドを購入された際は,ポットに入った状態で自宅に届くと思います.
鉢植え栽培が一番おすすめですが,地植えにしたい方は,すぐに地植えにはせず,鉢増しをして根を充実させた方がより安全です.

けんゆー

鉢増しとは,鉢のサイズを大きくすることだよ!!

また栽培で気をつけるべきポイントは以下の3つです.

  • 防風対策
  • 冠水
  • 摘蕾

です.

アボカドは,根っこが浅いので横風に弱いです.
そのため,台風などの強い風は命取りになります.
鉢植えであれば,風が強い日に室内に移動などができるので楽です.


鉢植え栽培のメリットも紹介しておきます.

また,冠水も必要です.
アボカドは水捌けの良い土地を好みますが,やっぱり冠水もしてあげなければ十分育ちが悪いです.
水捌けの良い土地に植えて,頻繁に人口冠水ができれば,かなりの確率でうまく栽培ができると思います.

けんゆー

夏場の乾燥に気をつけてね!!

また,接ぎ木苗を購入されたら,木が小さいうちに蕾をつけると思いますが,木が小さいうちは摘蕾をしてあげると良いです.アボカドは木が小さいうちは結果しても果実が自然落果してしまう確率が高いので,最初の2〜3年は,我慢です.

着果安定

接ぎ木苗を植えて,初着果したら嬉しいですよね!
しかし,アボカドはかなりの確率で自然落果する性質を持ちます.
そのため,着果安定を行うための方法があります.それが,,,

環状剥皮

という方法です.
こちらは,木の枝の外皮を一周剥ぎ取る方法です.
外皮を剥ぎ取ることで,維管束系の師管も一緒に剥ぎ取ることができます.

師管は葉っぱなどから光合成をして得られた糖などの有機物を運ぶ管なのですが,環状剥皮をすることによって,きちんと果実の方向に養分を運ぶことができます.
その結果,きちんと植物成長ホルモンなども充実して,着果安定が促されます.

動画解説

ちなみに,動画でも解説もあるので,時間のある方はそちらをラジオ感覚で流して聞いてみてください!
アボカド栽培の初心者さんには,かなり有益な情報だと思います!

今回の記事はここまで!
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