- ヘタをつけたままの室温保存がなぜ悪いのか解説!
- ヘタがあると萎み,水分含有が減り,ビタミンCも減る!
- 1週間経つとカビの発生がある.
ハイサーイ!
こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
皆さん,ミニトマトの保存はどうしておりますか?
もしかしたらヘタを残したまま常温保存してはいませんか?
ちょっとやばいかもしれないよ!!
最近面白い論文を読んだのですが,25℃の室温で保存する場合,ヘタがあるとかなりデメリットが多いようです.
25℃って,結構涼しいですからね.
それでもヘタが果実に及ぼす影響はかなり大きいのだと言います.
そこで今回は,ミニトマトを保存するときに,なぜヘタを取るべきなのかについての科学的根拠をご紹介いたします.
ヘタを取るべき理由
ミニトマトのヘタをつけたままだと以下の影響が出ます.
- 萎(しぼ)んで軽くなる.
- 呼吸が多くなる.
- 水分含有量が減る.
- アスコルビン酸(ビタミンC)が減る.
- カビが発生する.
今回紹介する論文は「ミニトマトのへたの有無が貯蔵性に及ぼす影響(pdf)」です.
オープンアクセスになっているので,原本を読みたい方はぜひ,上のリンクをクリックしてください.
論文の中では,25℃の状態で4つの品種のミニトマトを調べました.
それぞれ,千果,ミニキャロル,アイコ,ロッソナポリタンの4つです.
1週間の期間,毎日,重量減少率や呼吸量,水分含有量などなど,多くの計測を行って出された結果です.
千果とアイコは以前栽培していたよ!笑
ロッソナポリタンはソバージュ栽培に適した品種だね!
ミニキャロルは,研究でよく使用されるテスト品種としても有名だね!
やっぱり,へたがあることによって,呼吸量が増え,それに伴い重量が落ち,水分含有量が減り,ビタミンが減り,,,というサイクルになっているようです.
そして,1週間もすると,ものすごい量のカビが発生していました.
また,アイコとロッソナポリタンのへたは丸まっているような形状をしているので,かなりカビやすいことが示唆されていました.
ぜひ,トマトを保存する場合はヘタを取るようにすると良いのではないでしょうか!
冷蔵で保存する場合は,そんなに気にしなくても良いようです.
動画解説!
10分程度の動画で簡単に論文の内容,内側のデータについて解説しています!
ぜひご覧ください!
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