沖縄，冬の名物みかん！「タンカン」の特徴や栄養素，効能について紹介！

こんにちは．けんゆー（@kenyu0501_)です．
沖縄柑橘類の一つである「タンカン」というフルーツは食べたことがありますか？
沖縄ではよく見かけますが，全国的にはまだまだ認知度が低いかもしれません！
「糸満フルーツ園けんちゃん」でも，一本だけタンカンを植えています！
毎年，12月ごろ，お昼ご飯に食べています！笑

そんなタンカンについて本日はとことん紹介していきます！

タンカンとは！？

タンカンは，皮が厚くゴツゴツしたオレンジ色が特徴です．
ポンカンとネーブルオレンジの自然交配種なんですよね！

自然交配種とは人工的にではなく、昆虫や鳥類が花粉を運んでできた種という言葉です．
ゴツゴツしていて皮が厚いのはこの2つの果物の特徴ですね．

タンカンは1897年に台湾から日本に伝わりました．
その時、行商人が「短い桶」に入れて売っていたので「短桶（たんかん）」→「タンカン」と呼ばれるようになったそうです．

現在のタンカンの産地は沖縄や鹿児島の屋久島、徳之島などの離島です．

収穫時期は天候などによりますが、早い地域だと12月頃から始まり2月中旬から3月が最盛期です．
特に2月から3月に収穫されたタンカンは甘味が強くとても美味しいです．

味は「皮が厚いし見た目が酸っぱそう・・・」なんて思うかもしれませんが，タンカンの糖度は11％以上と普通のみかんとほぼ同じです．
実際に食べてみると甘味が強く驚きます．

食べ方いろいろ

タンカンは皮をむいてそのまま食べても美味しいですが，果汁を絞り，フレッシュジュースにしても美味しいです．
生食だけではなく，ゼリーやシャーベット、アイスなどの加工品にもよく使われています．

沖縄県のやんばる（大宜味村）や奄美大島では「フレッシュジュース」や「タンカン酒」と呼ばれる飲み物が出てたりします．一度お試しあれ！

栄養素：ビタミンCとビタミンP

タンカンの100gあたりの栄養素がなかったので，タンゴール類（柑橘類の呼び方の一つ）の栄養素について記載していきます．

＜タンゴール類の100g中に含まれる成分＞

栄養素	含有量	効能
カロリー	50kcal	果物の中では普通！
カルシウム	7mg	骨や歯の形成
リン	18mg	骨や歯の形成
マグネシウム	9mg	エネルギ代謝
鉄	-mg	貧血改善
カリウム	180mg	高血圧予防
ナトリウム	2mg	体内の水分バランス
ビタミンC	53mg	免疫力，老化防止
ビタミンB1(チアミン)	0.09mg	エネルギ代謝
リボフラビン(B2)	0.03mg	脂質の代謝
ナイアシン(B3)	0.3mg	神経系，健康維持
パントテン酸(B5)	0.29mg	動脈硬化予防，ストレス緩和
ビタミンB6	0.07mg	神経を正常に保つ
ビタミンE	0.3mg	抗酸化作用
葉酸	24μg	赤血球の生成・貧血改善
食物繊維	0.5g	腸内環境を整える

タンカンには，ビタミンCとビタミンP(ヘスペリジン)が多く入っていることが有名です．

ビタミンCがとても豊富なことは，柑橘類ですので想像がつきやすいですが，タンカンには，温州みかんの約2倍のビタミンCが含まれています．
しかも，一日に必要なビタミンCがタンカン１つ食べるだけで補えます．
ビタミンCの効能は抗酸化作用や老化防止，発がんの抑制などが期待できます．

タンカンのもう一つの重要な栄養素として，「ビタミンP」があります．
このビタミンPはビタミンCの吸収を助ける働きをしてくれます．
皮を剥いた時のあの白いところに含まれる栄養素です．
高血圧や動脈硬化症の予防に効果的です．

他にもコレステロール値、アレルギーの改善など様々な効能を持っています．

緑からオレンジに色づく様子を紹介！

美味しくて栄養もたっぷりなタンカン！
みなさんも機会があれば食べてみてください！

他にも，沖縄県産のみかん「カーブチー」なんかも知っておくと面白いので紹介しておきます！

• 皮が分厚い「カーブチー」の新芽と果実の蕾が出てきました！