トマトは生で食べるより加工した方が良い
この記事のポイント
  • トマトに含まれるリコピンについて徹底的に解説!
  • 抗酸化作用,アンチエイジング!!!
  • トマトのおすすめの食べ方は生じゃない!?

こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
おいらたち「糸満フルーツ園けんちゃん」では,フルーツだけではなく,35品種以上のお野菜も同時に育てています.
今回は,その中でもトマトの効能について取り上げてまとめていきます.

けんゆー

ミニトマトは千果とアイコ,中玉トマトはフルティカという品種を作っているよ!

栽培の様子

ちらっとおいらたちの圃場で作られているトマトの様子をシェアしておきます!
こんな感じです.ミニトマトと,中玉トマトを育てています!

けんゆー

ミニトマトの千果という品種だね!一昨年前の状態だよ!かなり赤くなっていて美味しそう!現在(2020年1月)も育てているけど,まだ赤くなっていないのです.

けんゆー

こちらは中玉トマトのフルティカだよ!現在進行形で育てているよ!

では,この記事の本質に移りたいと思います.
普段何気なく食べているトマトの知られざる効果をご紹介したいと思います!

トマトに含まれるリコピンってなに!?

先にトマトの栄養素を以下の表にまとめたいと思います!
今回は,ミニトマト普通のトマトを取り上げます!参考になれば幸いです!

<トマトの100g中(ミニトマト・普通のトマト)に含まれる成分>
栄養素トマトミニトマト効能
カロリー19kcal29kcalミニトマトの方が高い!
カルシウム7mg12mg骨や歯の形成
リン26mg29mg骨や歯の形成
マグネシウム9mg13mgエネルギ代謝
0.2mg0.4mg骨や歯の形成
カリウム210mg290mg高血圧予防
ナトリウム3mg4mg体内の水分バランス
カロテン540μg960μg生活習慣病全般!!
ビタミンC15mg32mg免疫力,老化防止
ビタミンB1(チアミン)0.05mg0.07mgエネルギ代謝
リボフラビン(B2)0.02mg0.05mg脂質の代謝
ナイアシン(B3)0.70mg0.80mg神経系,健康維持
パントテン酸(B5)0.17mg0.17mg動脈硬化予防,ストレス緩和
ビタミンB60.08mg0.11mg神経を正常に保つ
ビタミンE0.90mg0.90mg抗酸化作用
ビタミンK4μg7μgカルシウムを骨に定着
葉酸22μg35μg赤血球の生成・貧血改善
食物繊維1.0g1.4g腸内環境を整える

けんゆー

実は,他の野菜に比べて,カロテン(ベータカロテン)が多いのだよ!詳しく説明してくから,全然焦らないで!!!


けんゆー

またベータカロテンは体内でビタミンAに変換されて,体内で働くのだよ!ベータカロテンは摂りすぎの心配はほとんどないから気にしないで!

トマトの赤はリコピンの赤と言われるぐらい「トマト=リコピン」というイメージも強いですよね!
リコピンって聞いたことはあるけど,具体的にどんなものなの?って思っている人も多いのではないのでしょうか.

けんゆー

先ずはリコピンについて解説していくね!


リコピンとは植物などに含まれる,赤色やオレンジ色の色素成分「カロテノイド」の一種です.
リコピンは抗酸化作用が強く,同じ抗酸化作用を持つビタミンEの100倍以上!とも言われています.驚きですよね.
けんゆー

カロテンは,抗酸化作用,免疫力向上,皮膚や粘膜の細胞の活性化,動脈硬化や心筋梗塞などといった,生活習慣病から守るための大事な栄養素だよ!!!びっくりだね!

そして,抗酸化作用は,アンチエイジングに欠かせないものです.
つまり,リコピンを持っているトマトを体に取り入れることによって,お肌が若返えるようになるという理屈はそこにあります.

トマトの持っている効能は!?

では,リコピン以外に,トマトはどのような栄養素を持っていて,それらがどのような効能があるのか,以下に示します.

けんゆー

もちろん,先ほどの表を参考にしてね!!

  • トマトは美肌効果や風邪予防に役立つビタミンC
  • 老化を防ぐビタミンE
  • 塩分の排出を助けるカリウム
  • 腸内環境を整える食物繊維

トマト1つでこんなに良いことがあるのですね!
しかも低カロリーで栄養成分が豊富な上に,ガンを予防する抗酸化作用まで入ってるんです!これで,トマトを好き嫌いする理由がなくなるほどの食べ物ですよね!

また,リコピン以外に注目されているのが,β-カロテンなんです!

私たち人間というものは酸素がないと生きていけません.
ですがその酸素には,細胞を酸化させてしまって,動脈硬化や生活習慣病,がんなどを引き起こす作用があることがわかっています.

けんゆー

酸素由来のフリーラジカルのお話だね!

そのため,抗酸化作用を持つリコピンやβ-カロテンに注目が集まってるんです!

けんゆー

中でも,「トマトの赤はリコピンの赤!」でおなじみのリコピンの抗酸化作用は強力で予防効果が非常に高いとされています

これだけの効果があるとは驚きですよね!
トマト嫌いの方も多いと思いますが,これを機に,ピザなどといった食べやすい形に落とし込んで,トマトを食べてみてはいかがでしょうか!

トマトは生より加工した方が良い?

トマトを一心不乱にかじりつくのもいいかもしれません.

しかし,トマトに含まれるリコピンやβ-カロテンをもっと効率よく摂取できる方法があるんです!
リコピンをはじめとするカロテノイドの吸収率は,生のトマトをそのままガブっとかじりつくよりも,トマトにある加工を加えた方が2〜3倍もリコピンを摂取しやすいということがわかっているんです!

それは,油脂で加熱調理をすること,(もしくは脂質と合わせて摂取すること)です.

油を使った料理で,熱に強い物質を持ったリコピンの吸収率は高くなると言われております.
野菜のかさが減り,単純に摂取量が上がるということもありますね.

けんゆー

リコピンを効率的にとるためには生のトマトをガブっとかじりつくだけではなくてトマトを加工した食品の摂取がよりトマトの成分を摂取できるということなんですね!

ちょっと驚きですよね!おいらも知らなかったですが,色々と調査をすると,そうなんだという発見がありました.
特に,生トマトを食べるのがダメ!という訳ではないので,サラダにして食べるのが好きであれば,オリーブオイルなんかをかけて,良質な脂質分と一緒に摂取することをお勧めしておきます!

コラム:リコピンのタイミング!

このトマトに含まれているリコピンは,摂取してからおよそ6〜8時間後に細胞に行き渡ると言われています.
そのため,できれば夜にトマトを食べるようにすると,翌朝からリコピンの効果を発揮してくれるのではないでしょうか!
また,リコピンには日焼けによる肌の劣化を防ぐための効果もあるので,日中外で作業をする人も,前日に摂取しておくと良いかなと感じます.

夜は消化器官が活発になり栄養素をたくさん吸収してくれます.
トマトには体脂肪を減らす効果もあるので夜食べても安心ですね!

けんゆー

以下にオススメの食べ方,おいらが日頃食べている食べ方をざっと紹介するよ!

  • オリーブオイルと塩で食べる!

  • アボカドと一緒にサラダであえて食べる!

  • 贅沢にトマトを使ったラタトゥーユにして食べる!

他にも,トマト鍋とか簡単でオススメですね.

けんゆー

加熱してスープやソースとして使うのもまたよし.定番の洋食メニューなんかにもかかせないね!

さらに,生でも加工でもなく「ドライトマト」も非常にオススメです!

このドライトマトも使い勝手が非常に良いもので,こういう食べ方もまたひとついいかもしれません.
トマトが持っているさわやかな酸味は暑い夏でもさっぱり食べられますよね!

さて,本記事でトマトの魅力は伝わりましたでしょうか?
食べるだけでこんなに体にいい影響をもらたすトマトは,かなり無視できない食材の一つではないでしょうか.

けんゆー

トマト嫌いは損をするぞ!

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