- アボカド栽培をしてる順ちゃんさんとの一日.
- 園芸品種の課題と,実生アボカドについて.
- 柑橘とアボカドの話など.
ハイサーイ!
記事リンク付きの感想ツイートなどは掲載される可能性あり!
こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
ゴールデンウィークに愛媛県松山市に行ってきました.
松山市は,古くからアボカド栽培に力を入れてる市で,今年で14年目になります.
2008年から栽培を始めているということを聞きますが,そのパイオニアの一人が興居島でアボカドを作る順ちゃんさんです.
昨年の11月にも園地に行かせていただきましたが,今回は春の様子ということでまた一層違った側面が観察できました.
聞きたいことは山積みでしたが,今回聞きたかったことは主に以下二つです.
- 冬の寒さの影響.
- これからアボカドが普及するために大事なこと.
です.
youtubeでも既に公開してますが,ざっくりとこちらでもまとめます.
冬の寒さの影響.
結論から言うと,冬の寒さの影響は全くないと言います.
耐寒性の高い台木を使っているからか,少々の雪でもある程度は問題はないようです.
確かに,圃場に行かせていただくと,立派な木々たちが立ち並んでました.
ただし,10年に一度の大寒波などが来ると大変だと思いますが,普通の冬なら十分越冬は可能のようです.
ただし,幼木の場合は気をつけなければいけないかもしれないですね.
それよりも夏の暑さ.
上の写真は,ひろ兄さんと順ちゃんさん
冬の寒さよりも夏の暑さの方が問題だと言います.
暑さや乾燥で枯れることもしばしばあるとのことです.
しっかりとした灌水や,遮光の処理などが必要ですね.
樹勢低下に伴い,葉が脱落し,枝や幹に直接日が差し,木が焼けることもあります.
順ちゃんさんは,黒いシートを被せていましたが,それも一つ有効な日差し対策になり得るのだと思います.
確かに,この日は日差しも強く,かなり日焼けもしました.
ただ,日光はとても気持ちよかったです.
アボカドが広まるためには?
現在の既存の園芸品種もとても優秀であるが,ただし個々でみると課題があると言います.
例えば,ピンカートンは,花が膨大に咲き樹勢低下を示します.
また,ベーコンなどは,皮が薄く炭疽病に弱かったり,輸送の際,傷がつきやすかったりします.
他にも,現在市場に出回る園芸品種は,個々に課題があったりします.
そのため,順ちゃんさんは,これから実生にこだわり,愛媛にあった品種を作っていくことを志しているわけです.
品種改良というと,ゲノムを把握する問題や,物理的に開花結実が長いという問題から,かなり難しいですが,ただ,これまでアボカドは品種改良があまり注力されていなかったという点より,ある程度の可能性もあるのかと思われます.
トマトなどのそれとは訳が違うのですね.
例えば現在,みつこ(もしくは西幸)や福徳利,カシマなどの品種もこれからのアボカド栽培で注目です.
また,他にもノラバエで,かなり美味しいアボカドもいくつかありました.またこの辺もyoutubeで公開していきます.お楽しみに!
お時間のある人は,以下を読んでください.
はじめに この記事は,2022年3月25日に,オンラインサロンに投稿された記事の無料公開です. おはようござい…
本来は,サロンの有料の記事ですが,特別に無料にしてます.
よければ,サロンにも入ってくださいね
愛媛には高級柑橘がある!
それと,愛媛には,紅まどんなやせとか,甘平,紅プリンセスなどの高級柑橘があるということも指摘してました.
アボカドを作るのではなく,そういった柑橘を作っても食っていけるということです.
それでも順ちゃんさんは,アボカドをやっていくようです
詳しくは,動画の方でどうぞ!
みなさん,コメントもありがとうございます.めっちゃ嬉しいです.みなさんのコメントや応援が,僕の支えになってます.
では,本日もみなさん,良い1日を!