- 実は古くから日本で栽培されている野菜の一つ!
- ベタレイン色素ってなに!?
- 一年中栽培が可能な野菜!!
虹色のお野菜ってなんか素敵!!
こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
今回は,赤や紫,黄色にオレンジといった奇抜な見た目をしているスイスチャードを紹介いたします.
自然農で,水もかけず,耕さず,草も刈らず,肥料も入れず育てているよ!
スイスチャードは,近代的な野菜かと思いきや,実は古くから日本各地で栽培されています.
見た目はカラフルなほうれん草といったところですが,スイスチャードとはいったいどんな野菜なのでしょうか.
スイスチャードに含まれる栄養や育て方もあわせてご紹介いたします.
スイスチャードってどんな野菜
スイスチャードは地中海沿岸が原産のアカザ科フダンソウ属の野菜になります.
ほうれん草の仲間で,季節を問わず日本各地で育てることができます.
そのことから和名では不断草といわれており,関西ではうまい菜・いつも菜・常菜とも呼ばれています.
偏見だったらすごく申し訳ないけど,なんか関西のノリって感じだね!!そういうの好き!いつも菜ってすごい素敵だね!
スイスチャードは葉と葉脈が赤や黄色,オレンジなどの鮮やかなカラーリングが特徴的です.
この色はポリフェノールの一種である「ベタレイン色素」によってつくられており,この鮮やかな見た目から鑑賞用としても人気の高い野菜です.
ベタレイン色素!!初めて聞いたよ!
ベタレイン色素は水溶性のため,茹でるときは軽く数十秒火を通す程度に留めておくと色素が抜けずに鮮やかなカラーリングを保てます.
スイスチャードは特にβカロテン量が豊富です.
βカロテンは体内に摂取するとビタミンAに変化する性質があり,皮膚や視力,髪を健康的に保つ効果があります.
抗がん作用や免疫力向上といった効果も高いので,普段から身体に不調がある人におすすめです.
βカロテンをより効果的に摂取したいときは,油と一緒に炒めたり和えたりすることで吸収率が向上します.
ほうれん草の仲間のためカリウムやミネラル類,ビタミンK・Eといったおなじみの栄養素も含まれます.
主に高血圧予防や夏バテ改善,貧血予防などさまざまな効果が期待されます.
特にミネラル類である鉄分は緑黄色野菜のなかでもかなり豊富に含有されています.
冷え性や疲労感,頭痛,肩こりなどが気になる人に適しています.
スイスチャードの育て方
スイスチャードは耐暑性・耐寒性に優れているので,日本各地でほぼ一年中栽培が可能です.
病害虫の被害も少なく,土壌の状態を選ばずに育てることができるので,初心者の方でも家庭菜園でも育てることができます.
しかし高温多湿の環境が続くと褐斑病やヨトウムシなどの病害虫の被害が起きやすくなるので注意が必要です.
スイスチャードは成長の具合によって味が変わりますが,数cm程度のベビーリーフから20cm程度の大株まで収穫が可能です.
葉が大きく成長するほど苦味が出てきてアクも強くなります.
同時に繊維や葉も硬くなるので,その場合は炒め物やおひたしなどに利用するといいですね.
ベビーリーフの場合は種まきから2週間程度で収穫ができます.
大きく成長させるときは株間をあけるために間引きますが,ベビーリーフのまま収穫したいときは間引かずに6~10cm程度に育ってるものを都度抜いていきます.
スイスチャードは,おいらもそうですが,ブライトライトと呼ばれる品種がもっとも多く栽培されています.
よりアクが少なく,サラダなどの生食に適している品種です.
アイデアルという品種は赤,白,黄色,中間色の7色のカラーリングが楽しめます.
葉物野菜が少なくなる夏場の栽培に適している品種で,鑑賞用としても人気が高いです.
この2品種は初心者の方でも特に育てやすいといわれています.
また,色素が薄く感じるときは液肥をあげるとより鮮やかになります.
おいらはもっぱら牛糞しか使っていないよ!
(参考:農業を始めて間もない頃のおいらの初めての仕事【畑の土作りと苗づくり】)
まとめます!
スイスチャードは,インスタ映え向きの鮮やかな野菜ですね!
サラダに加えても,パーティーの料理などにしても食卓を一気に華やかにしてくれます.
鑑賞用としてだけではなく,栄養素も豊富に含まれているので日常的に食べていきたい野菜ですね.
プランターでも育てることができ,種をまいたらすぐに収穫できるので「植物を育てるのが苦手だな」と感じる人にも育てやすい野菜です.
初めて野菜を育ててみるという初心者の方でも失敗せずに育てやすい野菜となっています.
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