- グンバイムシについて解説
- 無農薬での対策について
- 動画での解説付き
こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
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アボカドの葉っぱが白くかすんでおり,葉裏を覗くとグンバイムシがついていた.
成虫の見た目は可愛いが,アボカドにつくととても厄介な虫である.
翅をたたむと相撲の行司が持っている軍配団扇のような形をしているため,グンバイムシという名前がついた.
確かに,そう見えなくもない.
日本という国は,形の全体をみて名前をつける傾向がある.
ヨウテイボクという樹種の葉も,羊蹄に似ていることからその名がついてるし,はまぐりも,浜に落ちてる栗っぽいやつ,みたいな.
そういった形から特徴を抜き出して,名前をつけることが多いような気がする.
ただ,外国ではLacebug(レースバグ)と呼ばれる.
これは,グンバイムシの色合いが,半透明で綺麗なレースっぽい様子からきた.
姿形の全体美ではなく,色合いとか,このあたりを注目して名前がついたと言われる.
確かに,ステンドグラスのようにキラキラしていて可愛い.
症状について
葉表から見ると葉緑素が抜けて白くカスリ状に見える.
また、吸汁された葉裏には、排泄物による黒い斑点状の汚れが付くのが特徴である.
被害がひどい場合は,葉が落ちることもある.
また,グンバイムシが観察されるのは,暖かくなってきた4月から10月あたりまでと言われるが,ただし沖縄の場合は2月下旬から冬が抜け,すでに暖かさがあるため,このあたりかた出てくる.実際に弊園地でも2月末に観察された.
どの樹につくの?
ツツジやサツキ,シャクナゲなどにつく害虫として知られている.
他にも重要な果樹であれば,ナシやリンゴなどのバラ科果樹を加害するナシグンバイ,キク科植物を加害するキクグンバイなどが比較的よく知られる.
ただ,農作物についても重大な被害を与える種は少ないとされる.
一方で,海外などでは,コットンやアボカド,カカオ,コーヒーなどの主要な農作物を加害する害虫として知られ,某博士から聞いた話では,ハワイなどで,アボカドについて問題になっていると言われていた.甚大な被害が出て,アボカド農家が大変だと聞いている.
対策について
対策としては,以下を行った.
- アルコールティッシュで葉裏の虫の除去.
- 籾酢液を200倍に薄めて散布.
- 木の剪定をおこなって風通しを良くした.
- すでに被害がひどい葉の除去.
などをおこなった.
籾酢液で効果がなければ,他の方法を考えようと思う.
大体は,木酢液のようなものだ.もちろん殺虫効果はないに等しい.
ただ,今回は気持ち希釈倍率を高めて散布してみた.
(参考:木酢液(もくさくえき)について知る!殺虫効果はあるの!?)
友人からタダでもらったものなので,この機会に試してみるかというノリで使ってみた.
効果が出るのかもしくは出ないのか,というのは,また随時報告していきたい.
以下,動画の方でも共有してるので,みていただきたい.
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