【植物理解2】植物のもつ驚異的な記憶力!オジギソウが葉を畳む2つの理由
この記事のポイント
  • 生き残るために記憶し学習している.
  • オジギソウが葉を閉じる行動は「疲労」と「記憶力」.
  • しかもその記憶力は40日も続く.

けんゆー

不思議な不思議な記憶力のお話をしますよー!


こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.

植物は移動ができない分,エネルギを大地や環境から作り出すことができます.
さらに虫や鳥にちょっと突かれても大丈夫なように自身を作りました.つまり,弱点を作らないような身体の構造に進化させてきたのですね.


前回は,ここら辺の詳しいお話をしました!
また,植物はこの過酷な地球で生き抜き,それだけではなく,地球上の生き物の99%を占めてしまいました.
まるで,知性を持っているかのごとく,いや,持っていると言ってもおかしくはないとステフファノマンクーゾ氏は言うのです.
けんゆー

頭がいいね!植物には頭はないけど..

知性に必要なものは学習.彼らは学んでいる.記憶しながら.

植物というのは,とにかく知性を持っていると,そして彼らは知性を発達させるために,学習をしているといいます.
学習に必要なものは記憶力ですよね.

けんゆー

記憶力を伴わない知性など想像ができないのですね.

知性というものがぼんやりし過ぎていて,その知性を理解するために,先ずは植物の持つ記憶力にスポットを当てて考えていきたいと思います.

というのも,この過酷な地球で生き抜くためにはいろんな問題がぶつかってきます.
植物も生き抜いていくためには,これら問題を処理しないといけません.こうした障害を乗り越えていくためにも,重要な情報を保持する必要があるのですね.
経験から学ぶ力を持っていないといけないわけです.

けんゆー

このような植物の記憶力のことを一般に「馴化」というよ.新しい環境に順応して体質が変わることだよ.

オジギソウのお話

生物学biologyという言葉を初めて作った人は,フランス人のラマルク氏という方です.
1800年のことです.

けんゆー

生物学の父と呼ばれているそうだよ!


この方が初めに,植物の記憶を研究し始めました.

彼が注目したのがオジギソウです.
鳥の羽の方な羽状の葉っぱが付いているのですが,触ったりして外的刺激を与えるとシュンと恥ずかしそうに葉を畳みますね.

ラマルクさん,このオジギソウを調べに調べ尽くして,ある発見をします.
「同じ刺激が繰り返されると,ある時点で葉っぱが反応しなくなり,その後は無視する」という結果です.

けんゆー

葉っぱに触れると,葉っぱが閉じますが,5分くらい待っているとまた開きます.

この理由は解明されていて,2つの要因があるといいます.
一つは「疲労」です.
葉の開閉を繰り返すとエネルギを使うので,エネルギを使い果たす前に開閉をしなくなるというものです.

しかし,これだけではないのです.
もう一つが実に面白いのです.
もう一つは「記憶力」だというのです.
刺激を繰り返し受けることにより,危険なものとそうでないものを記憶できるというのです.

後者の「記憶力」に関しては,当時のラマルク氏,相当頑張ったのですが,まだ解明するに至りませんでした.
しかし,ステファノマンクーゾ氏が2013年に追実験を行なって,仮説段階であった植物の記憶力の有無を証明することになります.
詳しくは,こちらの記事をご覧いただけると幸いです.

とにかく,オジギソウは記憶力を持ち,しかもそれが40日間も続くということが研究によって示唆されています.
凄過ぎますね.

ある一定の温度になると一斉に発芽するソメイヨシノなんかも蓄積温度を記憶していると言われていますし,オリーブも塩害や干ばつに遭遇すると,自身の組織構造と代謝を変化させることがわかっています.

これら記憶のメカニズムは,エピジェネティクスという分野で説明されています.
エピジェネティクスとは,DNAの塩基配列が変化せず,遺伝子発現を制御・伝達することなのです.
遺伝子の情報が細胞における構造や機能に変換される過程で,同じ遺伝子を持つが,別々の細胞になれることを指します.

けんゆー

人間で言うところの,肺や心臓,脳などは違う臓器だけど,同じ遺伝子!みたいな感じかな!


そのような分野で,植物の記憶がなされているといいます.

ということで今回はこちらでおしまいです!
youtubeの方で毎朝ラジオをとっているので,ぜひご覧ください.