からし菜は話からし菜の原料に
この記事のポイント
  • 和からしの原料は,からし菜の種!
  • お酒をよく飲む人が不足しがちな葉酸が豊富!貧血予防にも!
  • 沖縄では季節を問わず,年中栽培できる!

けんゆー

はいさーい!沖縄人ならみんな大好き!カラシナ!笑


こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.

本日は,ピリリとした辛さがクセになるからし菜について解説していきます!
になると青々としたからし菜が,さまざまな場所で販売されます.
からし菜を見ると春の訪れを感じると思います!

けんゆー

本土では,春野菜のイメージですが,沖縄では年中栽培することができるよ!


沖縄では,10月~11月あたりから播種をされて,12月付近によく食べられるイメージがあります!

そんなからし菜ですが,いったいどんな野菜なのでしょうか?
栽培方法や栄養,食べ方などをあわせてご紹介いたします.

からし菜ってどんな野菜?どんな栄養がある?

からし菜はピリッとした辛味独特な苦味が特徴的な葉物野菜です.
アブラナ科アブラナ属に分類される,白菜チンゲン菜ホウレン草の仲間になります.
その名の通り,和からしもこのからし菜の種からつくられています.

からし菜は中央アジア原産の野菜で,中国から日本に伝わってきたとされています.
菜の花のように防波堤などでよく見かけます.
黄色い花が咲き,見た目も菜の花によく似ており,葉がギザギザとした切れ込みがあるものがからし菜,そうでないものが菜の花になります.
からし菜の葉は大根の葉にも似ていますね.

けんゆー

収穫するのを忘れていたら花が咲いたよ!笑


この花が咲いた状態は,トウ立ちと言います.後ほど詳しく説明します!

栄養素について!

からし菜はβカロテンカリウムビタミンC葉酸食物繊維といった成分が豊富に含まれています.
からし菜のような緑黄色野菜にはβカロテンの含有量が多く,免疫力の向上や肌や粘膜を正常に保つ効果があります.

葉酸はホウレン草の約2.8倍もの量が含まれています.
妊娠中やお酒をよく飲む人は葉酸が不足しがちなので積極的に食べていきたい食材となっています.
葉酸は造血ビタミンともいわれており,貧血予防に効果的です.

からし菜の辛味はアリルイソチオシアネートといわれる成分によるものです.
刺激性のある発揮成分なので,長時間放置したり,火を通しすぎるとからし菜の辛味が失われます.

植物の細胞を潰したり刻んだりすることで,より辛味が増します
また,火を通したからし菜を熱いうちに塩でもみ込むと辛味が留まりやすくなります.
買ったもののすぐに食べないという人は,茹でて塩でもみ込んでおくといいですね.

けんゆー

からし菜は塩で揉むとより一層塩味が増して美味しい!という人もいるね!

アリルイソチオシアネートには抗菌・殺菌効果が高く,細菌やカビから身体を守ってくれます.
最近では,アリルイソチオシアネートにはO-157ピロリ菌などに対しても効果があるといわれています.

からし菜の食べ方は!?

けんゆー

沖縄ではよく,コンビーフなどと一緒にフライパンで炒められることが多いかな!


からし菜には主に「黄からし菜」「葉からし菜」「サラダからし菜」という品種があります.

黄からし菜は辛味が強く,和からしの原材料として有名です.
葉からし菜は爽やかな辛味が特徴的で,漬物などにするとぴったりです.
サラダからし菜は生でも食べやすいようにつくられていて,従来のからし菜よりも茎が細く葉の切れ込みも深いです.
シャキシャキとした食感があり,ベビーリーフやケールといったクセのある野菜とあわせてサラダにするとよくあいます.

ちなみにマスタードもからしの仲間というイメージがありますが,マスタードはイエローマスタードシードという種からつくられており,からし菜とは別のものです.
しかし,からし菜の種からマスタードをつくっている人もいるようです.
からし菜の種からマスタードをつくると,イエローマスタードシードでつくられたものよりも辛味と酸味が強いようです.

からし菜を旬の時期に食べると身体にいい影響を与える効果が豊富に含まれています.
辛味が苦手という方は,大きめにカットして柔らかめに火を通したりすることで食べやすくなります.

からし菜の栽培方法

からし菜は4月上旬と9月上旬に種まきをして,収穫まで1.5か月程度です.

けんゆー

結構すぐに取れちゃうよね!!笑


排水性のいい日当たりのいい場所で,土壌やプランターで育てます.
1月下旬から4月上旬が旬の野菜です.

寒さにも非常に強く,丈夫な野菜なので初心者の人でも手軽に自家栽培ができます.
60cm程度のプランターや小型の鉢植えでも育てることができます.

からし菜は草丈が25~30cm程度になったら収穫時期です.
20~25cm程度で収穫すると,葉が柔らかく食べやすいです.
収穫時期を逃すと茎や葉が硬くなってしまうので注意が必要です.
トウ立ちしても,蕾の先端を摘み取ると食べることができます.

コラム:トウ立ち(薹立ち)とは!?

葉野菜から,花を咲かせる茎が伸びることです.葉野菜が固くなり食味が落ちます.
これまでの栄養成長(体を大きくする)から,生殖成長(子孫を残す)に切り替わった状態です.
葉菜類はトウ立ちの前に収穫した方が良いです!

ダイコンサルハムシ

からし菜の育成初期は,アブラムシヨトウムシダイコンサルハムシなどの害虫被害にあいやすいので害虫対策は必要です.
また,おいらたちの畑では,ダイコンサルハムシの被害に会いました!

放っておくと,葉っぱがレース状になってしまいます.
(実際に,レース状になりました笑)

ダイコンサルハムシは,からし菜だけではなく,アブラナ科全体を好む害虫です.
ちょっと触れると,死んだふりをして地面に落ちます.
飛ばないので,土の中に潜った方が,逃げやすいのでしょうね.
ここら辺は,飛ばないカメムシなどと同様な性質なようです.

無農薬栽培や,有機栽培では農薬が使えませんが,対策は以下です.

  • 毎年,作る場所を変える.
  • 栽培時期を遅らせる.
  • 捕殺する.
  • 集中的な栽培をやめて,混植で防ぐ!
  • ネギの後作でからし菜を作る.
  • コーヒーの搾りかすをかける.

成虫は,枯れ草の下などで越冬し,適温になったら出てくるようです.越冬し,適温になったら出てくるようです.
そして,暑すぎる夏は,眠っているようなので,秋頃,活動をしてくるようです.
寿命が500日とそこそこ長いので,一度作ったら,2~3年はその場所で作らず,他の場所で栽培するなどといった工夫がいるのかもしれません.

また,捕殺に関してはスプーンなどを使うと効果的です.
衝撃を与えると,下にぽろっと落ちるので,スプーンでキャッチして捕殺しましょう.

無農薬栽培で野菜を作っているので,農薬で退治はしていません.
ただ,近所の農家さんに,対策として,コーヒーの搾りかすを毎日かけると良いよ!と教えていただきました.どれだけかけても全く大丈夫とのことで,毎朝かけてますが,爆発的に増える虫たちにはあまり効果が見られないような気がしました.

やってみても良いかもしれませんが,やっぱり捕殺が一番ですね.

沖縄のからし菜

ちなみに,沖縄のからし菜は「シマナー」と呼ばれていて,年中栽培できます!

ただ,夏はやっぱり虫の発生がすごいので,冬に植えると良いです!
ということで,今日はこの辺で終わります!

けんゆー

生育の様子はyoutubeにあげています!沖縄でししtに挑戦してみたい方はぜひどうぞ!