米ぬかについて理解する！山型の肥料として力を発揮！十分活用できる！

こんにちは．けんゆー（@kenyu0501_)です．

今回お話しさせていただく内容は「米ぬか」についてです．
最近，雑草堆肥というものを畑の隅っこで作っておりまして，そこで米ぬかが大活躍しております．

使う資材に関しては徹底的に理解をしたいという性格なので，今回は，そこそこ米ぬかについて調べ上げましたので，僕の理解の範囲でまとめていきたいと思います．
そして，米ぬかを使用している人，米ぬかで土作りをしている人，そして米ぬかで野菜作りをしている人の参考になれば幸いです．

米ぬかとは！？

米ぬかとは，お米（厳密には玄米）を精米して出てきたカス・粉ですね．
普段私たちが食べている白いお米，白米は，実は玄米の内側の胚乳（はいにゅう）と呼ばれるものです．

胚乳の外側には，これは米ぬかとして削り出される部分ですが，糊粉層（こふんそう），種皮，果皮，胚芽（はいが）が含まれます．
糊粉層というのは，イネ科の植物の種子の皮の部分にある、貯蔵たんぱく質を含む細胞の層ですね．かなり栄養分に富んでおります．
また，胚芽はやがて成長して芽になるところですが，こちらも豊富な栄養素が含まれております．
白米ではなく，好んで胚芽米を食べる方もおられると思います．

さて，お米の栄養素なのですが，実は白米が5%，残りの95%は米ヌカにあると言われております．
玄米を好き好んで食べる人が多い理由が分かりますね．
白米は，やっぱり食べやすくて，消化によく，プレーンでオカズに合いますし，市場から好まれますが，やっぱり玄米はお米本来の甘さと独特なつぶつぶした食感は癖になりますよね．高校生の時は，訳あって従兄弟の家に居候をさせてもらっていたのですが，そこで毎朝食べる玄米，美味しかったですね．高校生の時は，０校時と言って，7時過ぎから授業がすぐ始まるので，朝5時半くらいに起きて食べる卵かけ玄米ご飯がまたなんとも言えない美味しさで，毎日幸福でした．
本当に毎朝卵かけ玄米ご飯を食べておりました．その節は本当にありがとうございます．ずっとおばさんやおじさん，そして従兄弟のお姉さんには感謝をしております．

あっ，米ぬかのお話でしたね．
ごめんなさい，取り乱しておりました．

肥料として活用する

玄米のうち，栄養素は米ぬかに95%と申しましたが，本当に米ぬかは養分が豊富です．
米ぬかの大部分はデンプンなので，微生物分解を受けやすいのですが，実は，米ぬかには，植物の生育に必要な三大栄養素がそこそこ含まれているのですね．
重量％ですけれども，

• 窒素が2%
• リン酸が4%
• カリが1%~2%

も含まれているのですね．
2-4-1もしくは，2-4-2とも言われておりますね．
化成肥料などを使うときに，例えばマンゴー肥料とかだと袋に，5-7-5とか書かれていることが多いと思いますが，そのような感じですね．
2-4-1ということで，「山型」の肥料なんて言われ方もしますね．

窒素の肥効が，きわめて緩慢（かんまん）で，施肥一年後でも効いていると言われております．

脂質とタンパク質はそれぞれ約20%と10%含まれております．
それにしてもやはり，三大栄養素が多く含まれておりますから，有機肥料としても活用ができますし，また特にリン酸が多いというのは嬉しいですよね．
また，米ぬかには，発芽部分と種皮や果皮（皮の部分）が含まれているので，抗酸化物質や各種ミネラル，カルシウムやマグネシウムなどが豊富に配合されており，栄養バランスが非常に優れているのですね．
正直，驚きました．いま，この朝のラジオをとっていて，今はコーヒー一杯だけを飲んで，畑に行くのですが，ちょっと玄米と卵かけご飯が食べたくなってきました．

米ぬかの驚くべき分解速度

僕も草刈りをして出てきた雑草を用いて，堆肥を作っていますが，米ぬかを混ぜて雨ざらしで堆肥づくりをしております．
また，動画編集をしたら実際に現場の様子をご紹介いたします．

米ぬかの大部分の成分はデンプンなので，微生物分解をかなり促してくれる効果があります．
気温の高い時期は，こうじカビが一気に広がって，速やかに分解しますね．
暑すぎる真夏など，施用（せよう）直後はタネや苗がガスや酸欠の障害を受けやすいですが，株元から離して，畝間に巻くとか，真夏を避けるなどをすると本当に良質な効果，分解をします．ここら辺が堆肥作りに活用される大きなポイントなのですが，続きは次回に繰り越したいと思います．