【アボカド栽培23】沖縄県や南西諸島でアボカドを育てる時に気をつけること!
この記事のポイント
  • 台風による影響は木が折れるよりも塩害!
  • 盃状型にするよりも主幹型の方が良い!
  • 沖縄県のカビラ系の品種は摘果が必要!

けんゆー

ハイサーイ!


こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.

前回は,本土でアボカドを栽培する時に重要な点をまとめました.


今回は沖縄県でアボカドを育ててみたい!と思っている方に向けて,記事を書きたいと思います.
参考にした記事はこちら「アボカド・パッションフルーツ「栽培の手引き」リーフレット集

上記の資料とおいら達のアボカド栽培の経験から大事だな!と感じたことをまとめます.

けんゆー

目次はこんな感じ!!

  • 台風対策はしっかり!
  • 木の形は主幹形の方が良い!?
  • 成りすぎたら芽かきと摘果!

アボカド栽培の参考になれば幸いです.

台風対策はしっかり!

沖縄県や南西諸島でのアボカドの栽培で一番厄介なのは台風です.
そのため,台風対策はしっかりとする必要があります.

台風による被害は主に二つです.

  • 木が折れたり,果実が落ちる.
  • 塩害で木が枯れる.

それぞれ深掘りして解説していきます.

木が折れたり,果実が落ちる.

僕らの畑は,山を切り開いているので,自然の防風林があります.
周りは全て森なので,あまり台風の影響を受けません.

しかしながら,大型の台風などが襲来した場合は,アボカドの果実が落下することや木が折れることもあります.

ここ最近では,大型台風9号の影響によってちょっぴり被害が出ました.

けんゆー

バナナはかなり深刻なダメージを受けましたが,アボカドはそこそこ!!

塩害

また,台風でまった塩が園内に運ばれてくると以下の影響が出ます.

  • 枝葉の日焼け.
  • 塩分が土壌にたまって枯れる.

アボカドというのは,塩害による被害をもろに受けてしまう作物です.
台風によって大量の塩が舞っているので,台風通過後,木が折れなくても後々に枯れてしまう,というのがよくあります.

そのため,台風通過後は,散水をして葉っぱや枝についた塩を落として上げる必要があります.

また,西インド諸島系は塩害に強いと言われているので,台木選びから考慮した方が無難です.
本土では寒害の影響があるので,耐寒性のある「メキシコ系」を選ぶ必要がありましたが,沖縄県や南西諸島などでは「西インド諸島系」を選びましょう!

もしくは,ビニールハウスで育てるという方法もありです.

けんゆー

その場合は,水はけを考慮してね!


ビニールハウスなどで栽培をする際は,水はけを考慮して,鉢植え栽培が効果的である場合が多いです.

鉢植え栽培のメリットついて詳しく理解したい人は,上の記事がオススメです.

木の形は主幹系が良い!?

経済栽培をされている方は,盃状型にして栽培をするのが正解だという方もおられるかもしれませんが,より枝葉をつけて,収量も増やせるという方法は,主幹系(クリスマスツリー)のように仕立てる方法です.

けんゆー

葉っぱの枚数が多いと,たくさん果実をつけるよ!!

おいら達は,どちらの方法でも栽培をしているのですが,やっぱり伸び伸びと育てる方が,手もかからず,収量も多くなる印象です.
しかし,これは広大に露地でやる必要があるので,ハウスやお庭でやる際は,低くする方が良いのかもしれません.

ただ,盃状型だけが正解ではないよ!ということです.

けんゆー

時に自然はおいら達の理解を超える!

芽かきと摘果

こちらはあまりやる必要もないのですが,カビラという品種はかなり豊産性の品種で,摘果や芽かきをしないと,いけない状態になります.
沖縄県で栽培している品種は,「カビラ系」が多いと思いますが,なりすぎたら摘果が必要です.

本土の場合は,そのようなことをしなくても自然落果するのですが,沖縄のカビラという品種は化け物です.

けんゆー

動画のお裾分けをしておくね!

動画解説もしてます

今回の沖縄県でアボカドを育てる際の注意点は動画でもまとめているので,ぜひご覧ください!

ということで今回はここまで!
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