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こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
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畑の隅に突然生えてきたカラフルの実がつく樹木,セイロンマンリョウ,別名「ウミベマンリョウ」.
綺麗な果実がたくさんついて可愛いので,刈らずに残している.
2023年12月16日撮影,糸満フルーツ園けんちゃんのバナナ園の奥で発見した.
セイロンマンリョウとは
- 学名「Ardisia elliptica」
- サクラソウ科ヤブコウジ属
- 英名:Shoebutton
- スリランカ(セイロン島),台湾,インド,マレーシアなど原産
- 熱帯の森林や海辺に生育
- 常緑の低木
- 果実が多くの色合いをしていて鮮やか.
- 葉柄は赤みを帯びている
- 石灰岩質土壌を好む
写真 2023年12月16日撮影
葉は全縁.互生してつく.葉はのっぺりとしている.
葉と主軸の間から小さい果実がつく.
下を見渡すと,実生のセイロンマンリョウが出てきていた.
国外では野生化が問題視されており,繁殖力の高さに驚かされた.また,ある程度の耐陰性があり,日光の当たらない場所でも生存できる.
世界の侵略的外来種ワースト100のリストに載っている.
(国際自然保護連合が定めたリスト)
園芸樹、果樹として、オーストラリア、アメリカ、太平洋諸島へ導入され、侵略的外来種となった。日陰で10年、日向ならわずから2年で成木となる。日向に植林された成木は、最高400の果実を産出でき、日陰でも多数の実を生らす。種子には休眠期間がなくすぐに発芽し、若木は何年もの間、日陰のような悪条件のもとでも生存が可能。その後日が当たると急速に成長し実を生らす。果実は鳥獣により摂食され、そこからさらに散布される。
侵略的外来種ワースト100より
民間薬であるが,マレーシアでは,葉を煎じた汁が胸の痛み止めになったり,葉をペースト状にしたものがヘルペスやハシカなどの治療に使われるようだ.また,タイでは,下痢止めなどにも利用される.
今度胸の痛みが出たら塗ってみようっと.