
- 果樹栽培歴4年目になる僕が徒然なるままに書くコラム.
- youtubeのチャンネル登録者4.2万人「農の共有 ~けんゆーの農ライフ!~」.
- 色々な相談が来るので,このブログで回答していくよ.

こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.

感想ツイートや引用ツイートなど歓迎!
庭の鉢植えでギボウシ(Hosta Tratt.)を育てているのだが,1月に開花した.
てっきり,初夏から秋にかけて開花するものだと思っていたのだが,元旦から綺麗な花をつけたので,そこそこ驚いた.
野生は山間の日陰にあることから,日当たりの悪い場所で十分に育ち,植栽場所で多くの可能性がある植物だと感じる.例えば,木下とか,庭のすみっことか,室内のちょっとしたスペースなど...葉っぱもそれなりに大きいし,綺麗だし,とても見た目が良い.
今日は,そんなギボウシについてあれやこれやと.
ギボウシ(Hosta Tratt.)
- 学名「Hosta Tratt.」
- 和名「ギボウシ(属)」(種が多すぎて属名のみ)
- キジカクシ科リュウゼツラン亜科ギボウシ属
(かつての分類体系ではユリ科に含まれていた) - 東アジア原産の多年草.
- 開花期:夏,長い花茎の総状花序.花弁は青や白色.
2024年1月4日の写真
花茎が伸びて,蕾をつけた.斑入りのギボウシ.
2024年1月8日 写真
朝なので,少々暗いが花が咲いた.
綺麗な白い花で,6枚の花びらを持つ.
マルハナバチなどの大型のハチによって受粉されるとのことである.もともと,山間地域などに自生しているものであるため,半日日陰のところが心地よい.こちらも1日のうち,半日は陰になる北向きの庭に植えている.肥料はかなり少なめ(というかいただいてから入れた記憶がない.)花が終わったら,緩効性肥料をいれようかと思う.
花が咲き終えてから,これからどうなっていくのかも今後,追記していきたいと思う.覚えてたら.
日本では種類が多く分類が難しい
藤田氏が1976年書かれた「日本産ギボウシ属」によると,以下のような記載がある.
特に日本で種類が多く,園芸品種を除いても約40種が現在報告されている.ギボウシ属は,色々な形質において個体変異の大きいこと,指標形質に乏しいこと,乾燥標本では形質の特徴が保存されにくこと,栽培品種が多いことにより,属より下のレベルで分類が困難である.
確かに,ギボウシにも多くの種類や品種があり,特定なども難しい.ただ,その後の芹沢氏の「愛知県および岐阜県に生息するギボウシ属の3雑種」という文献から藤田氏の結果を引用した文章によると,日本産野生種の広分布の6種,隔離的に分布する地域固有7種,不稔性の2種に分類されており,その他に多くの園芸種があるとされる.さらに,多くの種間雑種も存在しているようである.
僕のギボウシも品種不明だ.ただ,今回驚いたことに,1月に花が咲いたことだ.
花の生理
藤田氏の「日本産ギボウシ属」の文献には,花の生理がこう説明される.
開花期は,ギボウシ属全体としては6月から10月までに及ぶ.オオバギボウシ,コバギボウシで北方に分布するもの,シコクギボウシのように山地生のものなどが開花期が早い. 南のものでは一般に遅くなる傾向があるが必ずしも一定していず,ヒュウガギボウシのように7月から10月に及ぶものもある.なお,種間の遺伝的隔離機構が発達していないギボウシ属においては,この開花期の種間のずれに生殖的隔離機構としての意味もあるであろう.
1月に咲く花は,季節外れだとも思うが,園芸品種などは特に,開花時が余計にバラつくのか,それとも沖縄県での栽培ということで,本土での生理とは若干のばらつきがあるのか,こういったことも少々興味深く感じる.