- ニシユタカというジャガイモについて解説!
- 煮崩れしにくいので,カレーやシチューに向いている品種!
- シャキシャキしているのでサラダにも!
こんにちは.けんゆー(@kenyu0501_)です.
今回はかなり私たちの日常に当たり前に入ってきている野菜,ジャガイモについて書いていきたいと思います.
「糸満フルーツ園けんちゃん」では,「ニシユタカ」という品種を植えていますので,その栽培の様子を共有して,ニシユタカの特徴について書いていきたいと思います.
栽培の様子
2019年11月21日にニシユタカの種芋を畑に植えました!
2月22日にジャガイモを収穫しました!
おいらたちは,黒マルチを引いて,ジャガイモを植えました.
こうすることで,収穫の時にマルチのすぐ下にジャガイモができて,収穫がしやすいと聞いたので,このようにしました!
全ての種芋から発芽が確認できて,1ヶ月後には,かなりしっかりとした葉っぱが出てきました!
ジャガイモの葉っぱも初めて見たよ!!小さい毛があって肌触りがかなり良かったよ!
2ヶ月も経つと,かなり生い茂ってきたね!
葉っぱが枯れ始めたら徐々に収穫していきますのでお楽しみにしていてください!
さて,今回はジャガイモのニシユタカという品種を取り上げて説明してきます!
この記事の流れ!
じゃがいもを知らない人は,おそらくいないと感じますが,じゃがいもの「品種」は意外と知らない方もいるのではないでしょうか?
じゃがいもにもたくさんの品種がありますが,このブログでは「ニシユタカ」という品種についてご紹介させて頂きます!
以下の流れで説明していきますね!
- ニシユタカってどんな品種?
- ニシユタカと主要のじゃがいもを比べて何が違うの?
- ニシユタカの特徴のおさらい
ニシユタカってどんな品種?
まずは「ニシユタカ」という名前の由来について説明します.
ニシユタカは暖かい地域の栽培に適しており,特に,西側の暖かい地域などでたくさん収穫されていたことから「西で豊に獲れる=ニシユタカ」となったんですね.
地域の名前をそのまま名前にしたんだね!
またニシユタカは,他の品種と比べたくさん収穫できることから,「新じゃが」として出回っているものの多くはこのニシユタカなのです.
そんなニシユタカは,長崎県で「デジマ」と「長系65号」という2つの品種を掛け合わせて生まれた交配種なのです.
そもそも,じゃがいもに交配種などが存在することも驚きですね!
そして今では春や秋ごろに暖かい地域などでたくさん収穫されて,市場にかなり出回るようになりました.
ニシユタカと主要のじゃがいもと比べて何が違うの?
さて,ここまでざっくりとニシユタカのことは知っていただけたとは思いますが,では他の品種と比べてどういうところが違うのか,紹介させていただきます!
まず主要な品種「メークイン」や「男爵」について紹介し,「ニシユタカ」との比較をご紹介いたします.
最もメジャーなメークイン
じゃがいもの中でも1番メジャーな品種であるメークインは,イギリス発祥のじゃがいもで,大正時代にアメリカから日本に伝わってきたと言われています.
昭和30年ごろには関西地方を中心として各家庭でもおなじみのじゃがいもとなっていきました.
メークインは,その品質に安定性があり,現在は北海道をメインとし,各地方で収穫されます.
特に「秋」に多く収穫でき1年間を通して市場に出回っている品種なんです!
上の写真は,11月に北海道の友達から頂いたメークイン小芋だよ!かなり甘くて美味しかったよー!
形は大きさにばらつきがあるのもメークインの特徴ですが,俵のような形をしていて細長いのが多いです.
また,じゃがいもの芽が出ている部分のくぼみが浅いので,皮がむきやすかったりするのも特徴ですね!
また,メークインはじゃがいもの煮崩れがしにくく,甘さがあるので,以下の料理に向いています!
- カレーやシチュー
- 肉じゃが
- ポテトサラダ
男爵(男爵芋)はどうなの!?
男爵は,もともとアメリカ原産の芋「アイリッシュ・コブラー」という品種を国内で普及させたものです.
高知県生まれの川田龍吉男爵が1908(明治41)年に取り寄せ,国内に広めました.
当時この芋は,「アイリッシュ・コブラー」という呼ばれ方が認知されておらず,男爵が広めたことから,男爵芋と呼ばれるようになりました.
形はゴツゴツしており,表皮のくぼみが深いので,皮が剥きにくい品種です.
しかし,デンプン価が15%ほどとかなり高く,熱するとホクホク感が楽しめます!
この男爵は煮崩れがしやすい品種として有名ですが,これぞじゃがいも!!という感じがします.
以下のような調理をするとより一層美味しいです.
- じゃがバター
- フライドポテト
- ベークドポテト
- ポテトサラダ
- コロッケ
潰して食べても美味しいんだね!!
ニシユタカはどうなの!?
一方のニシユタカですが,ニシユタカは暖かい地域などでたくさん収穫され,「新ジャガ」として出回ります.
そんなニシユタカは,早期にいもが大きくなる特徴があり,いもの形がまんまるで綺麗なのもニシユタカとメークインの違いのひとつです!
確かに,種イモはかなり丸かった!!!
また,茎が太く直立していて雨風により倒れることも少ないそうです!
「糸満フルーツ園けんちゃん」での栽培は,ビニールハウスだけど,風が結構入っているんだよね!だけど全く倒れていないのだよ!
また,いもの肉質は粘質で,食感は結構硬いです.かなり「煮崩れしない」品種で,そのため,火の通りが遅いです.
串で刺しても煮崩れはしません.食味も非常に美味しく,長時間煮込んでも煮崩れしない特徴から,以下の料理に適しています.
- カレーやシチュー
- おでんの具
- きんぴら
- さいの目切りにした炒め物など
硬くて美味しい品種なんだね!
ポテトサラダやコロッケには不向きです.
スーパーでただジャガイモの買っていたと思いますが,調理方法に対して向き・不向きがあるのですね!
これからはちょっと意識して適切な材料を選ぶだけで,料理がより一層美味しくなることは間違いなしです!
ニシユタカ早く食べたいです!!笑
2020年10月10日には,珍しい品種のジャガイモの定植もしましたよ!
この記事のポイント 珍しいジャガイモを植えてみた! マルチをすると収穫がかなり楽! 簡易移植機を使うと仕事が捗 …
ぜひ,ご覧くださいませ!